今日は、いい天気ながら、やや涼しめ。
庭仕事等。
ブログ引っ越し情報を取り始めたが、アップしないと引っ越せないようなので、書き溜めた記事も、今後どんどんアップしていく予定。
本書は、まだ出たばかり。
どこまで理解できたかわからないが、ひじょうに面白かった。
何度も、行っている奈良だが、仏像や、正倉院御物などは、一生懸命見るが、寺院建築については、美しいなとか、大きいなとかの感動はあるが、それを建築した時の苦労とか、工法とかは、考えたことがなかった。
本書は、木造建築の基本を説明した後、それこそ何回も行っている、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺を取り上げ、その中にある諸建築の工法、見どころ、特徴などをわかりやすく説明してくれる。
建物が柱と梁から、組み立てられるということは何となく知ってはいるが、そこから先、特に屋根の張り出しを作る工法については、歴代苦労を重ねて、今につながっていることを知った。
建物については、やはり雨が天敵で、その雨から建物、特に柱の下方の基礎になる部分をどう守るかが、課題。
ただ、屋根を張り出すには、その重たい屋根を支える工法が必要で、苦労を重ねてきた。
それでも、だんだんゆがんできてしまうので、支えたり、解体修理したりして、今につながっている。
著者は、建築学専門だから、その辺の技術に詳しく、当時の木造建築は、素晴らしいというのは、必ずしも正しくなく、その後の修復等を行うことにより、今に残されたと考えるべきという。
それにしても、確かにあれだけ巨大な木造建築が、1,000年以上の時を経て、この時代に残されたというのは、やはり凄いことと言わざるを得ない。
法隆寺などは、世界最古の木造建築とも言われている。
しかも、高音多湿で、木は、当時は豊富にあったかもしれないが、それを今に伝えた技術は、称賛に値する。
胸を張っていいのではないか。
金沢城の再建された建物内部を見学させていただいた時に、もうこの木は、調達できないかもと説明された。
屋根を支える部分は、見事だったが。
先日訪れた、木造再建の、叶・驍烽サうだった。
唐招提寺の五重塔の解体修理や諸堂の再建、興福寺の諸堂の再建などの際も、相当な苦労があったそうで、世界中から木を探している。
一方小さいが、歴史上、建築上重要な建物も紹介されており、次回行った時は、注目したいと思う。
今は、鐘堂だが、昔は、礼拝の対象だったり、その20トンもあろうかという鐘を吊るす部材、構造なども、考えてみれば凄い話。
京都に行くと、大きな木造建築は、応仁の乱の辺りで、かなり焼失してしまっているから、なおさら奈良の寺院建築は、重要になる。
また奈良に行く楽しみが増えた。
庭仕事等。
ブログ引っ越し情報を取り始めたが、アップしないと引っ越せないようなので、書き溜めた記事も、今後どんどんアップしていく予定。
本書は、まだ出たばかり。
どこまで理解できたかわからないが、ひじょうに面白かった。
何度も、行っている奈良だが、仏像や、正倉院御物などは、一生懸命見るが、寺院建築については、美しいなとか、大きいなとかの感動はあるが、それを建築した時の苦労とか、工法とかは、考えたことがなかった。
本書は、木造建築の基本を説明した後、それこそ何回も行っている、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺を取り上げ、その中にある諸建築の工法、見どころ、特徴などをわかりやすく説明してくれる。
建物が柱と梁から、組み立てられるということは何となく知ってはいるが、そこから先、特に屋根の張り出しを作る工法については、歴代苦労を重ねて、今につながっていることを知った。
建物については、やはり雨が天敵で、その雨から建物、特に柱の下方の基礎になる部分をどう守るかが、課題。
ただ、屋根を張り出すには、その重たい屋根を支える工法が必要で、苦労を重ねてきた。
それでも、だんだんゆがんできてしまうので、支えたり、解体修理したりして、今につながっている。
著者は、建築学専門だから、その辺の技術に詳しく、当時の木造建築は、素晴らしいというのは、必ずしも正しくなく、その後の修復等を行うことにより、今に残されたと考えるべきという。
それにしても、確かにあれだけ巨大な木造建築が、1,000年以上の時を経て、この時代に残されたというのは、やはり凄いことと言わざるを得ない。
法隆寺などは、世界最古の木造建築とも言われている。
しかも、高音多湿で、木は、当時は豊富にあったかもしれないが、それを今に伝えた技術は、称賛に値する。
胸を張っていいのではないか。
金沢城の再建された建物内部を見学させていただいた時に、もうこの木は、調達できないかもと説明された。
屋根を支える部分は、見事だったが。
先日訪れた、木造再建の、叶・驍烽サうだった。
唐招提寺の五重塔の解体修理や諸堂の再建、興福寺の諸堂の再建などの際も、相当な苦労があったそうで、世界中から木を探している。
一方小さいが、歴史上、建築上重要な建物も紹介されており、次回行った時は、注目したいと思う。
今は、鐘堂だが、昔は、礼拝の対象だったり、その20トンもあろうかという鐘を吊るす部材、構造なども、考えてみれば凄い話。
京都に行くと、大きな木造建築は、応仁の乱の辺りで、かなり焼失してしまっているから、なおさら奈良の寺院建築は、重要になる。
また奈良に行く楽しみが増えた。