かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

木津川 & ルミナリエ

2024年01月23日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日は、寒い1日。
兵庫、大阪、奈良、京都を1周?
実は、南山城の行けていなかったお寺を回ろうと思っていたのだが、ルミナリエのニュースを見て、1周になってしまった次第。

南山城は、京都と奈良の間で、行きにくく、回れていなかった名刹が多い。
昨年に開催されたされた展覧会を観て、このタイミングでと。
ただ、この時期、ほとんど訪れる人は、いなかった!
特に海住山寺は、たぶん私1人!!



最初は、恭仁宮(くにのみや)跡。
加茂の駅前に、何故かタクシーがいたので、利用したら、1,000円ちょうど。
旅番組で、短距離のタクシーも使いやすくなった?
聖武天皇が、こだわったが、結局諦めた恭仁京の大極殿があったとされる。
周りに敷地は広がっているが、平城京、平安京と比べると、厳しい。
平城京から遷都できるところで、比較的近いところを探していたのか?



山城国の国分寺が、恭仁京の後に建てられたとのことで、七重塔の疎石と伝わる石が残る。
立派な疎石だ。



恭仁京跡から、2キロほど、行ったところに、海住山寺(かいじゅうせんじ)がある。
2キロというから、たかを括っていたら、凄い坂でびっくりした。
道は、舗装されているが、車で、行く人が多いのかもしれない。
バスもチェックしたが、本数も少なく厳しい。



変わった名前だが、歴史は古く、聖武天皇の勅願による観音寺に始まると伝えられる。
お寺の名前は、藤原信西の孫の解脱坊貞慶が、1208年に笠置寺から、移って名付けたもので、本尊の観音信仰に由来する。
本尊の11面観音立像は、平安時代の作で、等身大の立派なものだった。
重文に指定されている。
その他、四天王像、板絵の複製などが、見られる。
入山料は、境内だけだと100円、本堂に入ると500円。
本堂に入る価値はある。



国宝の五重塔。
初層に裳階がつく、珍しい姿で、中には、装飾が施されているという。
鎌倉時代の五重塔としては、唯一のもの。



文珠堂も鎌倉時代の建物で、重文に指定されている。



裏山にちょっと登れるようになっていて、見下ろすと、10キロほど先が平城京という。
本寺は、平城京の北の鬼門の位置にあるとのこと。
恭仁京の場所選定とも関係するのか。



別ルートで、山を下ると、お茶畑が広がっていた。
山城茶として、ブランディングされているそうだ。



万葉歌碑。
今造る 恭仁の都は山川の さやけき見ればうべ知らすらし
大伴家持が、恭仁京遷都をめでた歌だ。
その南には、百人一首の歌碑もあった。
古くから、知られた地であったことがわかる。



木津川。
氾濫して、災害をもたらしたこともある川。



加茂駅から、木津駅乗り換えで、棚倉駅へ。
歩いて20分ぐらいのところに、蟹満寺(かにまんじ)があった。
このお寺も珍しい名前だが、今昔物語集にも残る説話にちなんだもの。
本堂の中でも、紙芝居風に説明を受けられるが、極端に短くすると、蟹に娘を守ってもらったことに感謝して名付けられたということになる。
元は、奈良朝以前、秦氏の一族により、建立されたという。



本堂は、建て替えられたものだが、目玉は,中の国宝釈迦如来像。
白鳳時代のものとされるが、その大きさ、質感にびっくりした。 
お堂は建て替えられたが、ご本尊の場所は変わっていないという。
仏像のサイズといい、仏像の位置が変わっていないことといい、飛鳥大仏と似ているかも。
大きさは、飛鳥寺のものと似ているかもしれないが、やりどっしりしており、螺髪や、白毫はない。
顔も白鳳系だ。
手の指間には、水掻が認められ、仏の特徴も有する。
仏像に興味のある方には、外せない一体だと思う。

その右には、聖観音像があり、厄除け観音として、厚い信仰を集める。



蟹満寺から、玉水駅に向かったが、途中に高倉神社があった。
後白河法皇の子で、安徳天皇の父。
平家に敗れたが、高倉神社の隣りにその御陵があった。
福島県の大内宿に行った時に、高倉天皇が落ち延びる際立ち寄り、同じく高倉神社に祀られていたことを、思いだした。



玉水駅から、京都経由で、三宮へ。
玉水駅は、快速も止まるので、時間を節約できた。
思い付きで来たルミナリエだが、は平日にも関わらず、賑わっていた。

街の各所に、イルミネーション散らばっており、回り方がよく分からなかったのだが、有料展示があるメリケンパークへ向かった。



メリケンパークに到着。
大勢の人で盛り上がっている。
阪神淡路大震災を機に始まったイベントだが、従来クリスマスに合わせていたものを、今回から、1月に変更したそうだ。
クリスマスとは、別に、大震災の発生した1月開催の方が、ふさわしいように思う。
今年は、さらに能登への想いも加わってしまった。



有料エリアのイルミネーション。
外からでも観れるのだが、中に入ると、回廊というか、巨大な教会のようになっていて、光に包まれるような感触が味わえる。
ただ、前売り500円(時間制)と、当日1,000円は、差がありすぎ?
人数を制限する趣旨も強いのだろう。



流石にこの規模は凄い。
教会内部のような荘厳な歌が流れていて、大震災への想いが募る。
突き当たりには、鐘があって、鳴らす方の長い列ができていた。



オリエンタルホテルも綺麗にライトアップ。
伊豆田さんが、一昨日、コンサートを開催していた。



その時、観覧車を見て乗りたいと思ったといっていたが、結局乗られたのだろうか。
観覧車は、横浜が勝ったかな?

ということで、充実の1日。
歩数、29,500!
坂もあったし?
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