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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

神々の国ギリシャの旅 その12 オリンピア考古学博物館

2025年03月19日 | Europe・Middle East・Africa
今日は、朝から冷たい雪まじりの雨。
三寒四温どころか、一寒一温?
午前中動けなかったが、午後から家事に集中予定。



オリンピアでは、デルフィ―とは逆で、遺跡を見てから、博物館に行った。
この博物館もすばらしかった。



これは、博物館の外の展示。
比較的新しい物か?



あまりにも、バラエティに富んでいるので、報告しきれないのだが、この辺は、紀元前40世紀から紀元前8世紀ぐらいの最も古い時代の展示。
とにかく、長い歴史を持つ遺跡だ。



ガチャポンにでも入っていそうな動物たち。
奉納品。



大釜の装飾用の翼を持った鳥みたいなもの?



青銅製のグリフィンの頭。
上半身ワシ、下半身ライオンという伝説上の怪物。
大鍋の縁の部分を飾っていたと思われるとのこと。
西洋文化へのつながりを感じる。



羽根のある女性のブロンズ像。
女神アルテミス、または、ニケ、スフィンクスがモチーフになっていると思われる。



これもグリフィン。



これは、競技用マスク?



特大グリフィン?



ガニュメデスをさらうゼウス。
ガニュメデスは、トロイの王子で、美少年だったため、オリンポスの神々の給仕役として、ゼウスに連れ去られ、引き換えに永遠の若さと命が与えられたという。



これは、目玉の勝利の女神ニケの像。
パイオニス作。
ゼウス神殿の横に立っていたとされる。
紀元前400年頃の作。
ルーブルのニケ像が有名だが、こちらは、一応頭部も残っている。



メガラ市の宝物館から復元された破風。



半人半馬のケンタウロス族とラピタイ族の戦いをの場面。
この戦いは、ラピタイ族ペイリトオスとデイダメアの結構式で、ケンタウロスが酔って、花嫁やラピタイ族の女性を襲ったことにより勃発。
中央はアポロンでその左がペイリトオス。
右ではアテネの英雄テセウスがケンタウロスと戦っている。
ケンタウロスに襲われるデイダメアも。



反対側の破風。
オイノモオス王とペロプスの戦車競走の出陣の場面。
中央に、ゼウス、右にペロプスとヒッポダメイヤ、左にオイノマオスとその妻ステロープ。
最も手前は、預言者?



アトラスと妖精のリンゴ?
中央がヘラクレスで、空を支えている。
左のアテネがそれを片手でサポートしていて、右のアトラスが、娘のヘスペリデス(ニンフ)の金のリンゴを取り返している。



レルネーに住む怪物ヒドラ(ウミヘビの形をしている)。



ということで、一番印象に残った展示室。



コンスタンティノープルに移され焼失したとされるゼウス像。



当地で作られた際の破片が多数残されている。



赤子のディオニオスをあやすヘルメス。
ゼウスの使者ヘルメスが、嫉妬に狂ったゼウスの正妻ヘラから、赤ん坊のディオにオスを守るため、妖精に届けようとする姿という。
すばらしい。
プラクシテレス作で、紀元前340年~330年のもの。



牡牛の像。
給水施設を作ったイロド・アティコスの妻レギラが、ゼウスに捧げたもの。
給水施設の中央に飾られていた。
奉納碑文が胴体に刻まれている。



美しいテラコッタの壺。



Battering Ram (破城槌)。
紀元前5世紀前半のもので、唯一残されたものという。
かなり重そうだが。



アントニア・ピウスの妻である大ファウスティナ(Faustina the Elder)の像。
2世紀後半の作。



ハドリアヌスの大理石像。



日本にガラスが招来するずっと前のもの。
その薄さにびっくり。
左から古い順で、1世紀から4世紀のもの。



オリンピア遺跡の復元模型。
実際に歩いて来たので、実感がわく。
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