かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

地球温暖化論とCO2要因論 ~オーロラを追って~

2023年03月16日 | Topics


昨日の日帰り関西出張では、偶然Hello Kitty Shinkansenに出くわした。
ナイスデザイン。
山陽新幹線を1日1往復しているようで、特に子供に人気という。



ランチは、前も紹介したかもしれないが、新大阪駅構内で、九条葱ラーメンをいただいた。
健康にいいか?

今日は、地球温暖化論とCO₂要因論という講演を聞いた。
先日の岸田首相のCOP26でのややトーンダウンした演説の話から始まったので、てっきりCO₂排出量の削減の勢いを止めてはいけないという話かと思ったら、逆だった。
CO₂の増加と、気温上昇との因果関係については、証明されているわけではなく、太陽光エネルギーの影響が絶対的に大きく、その他地熱エネルギー、潮汐力などの影響も大きい。
化石燃料の燃焼によるエネルギーは、それらと比べると、圧倒的に少ないと言う。
そもそも温暖化データのの観測も、地上が中心で、海洋における観測点は、まだまだ少なく実態がよくわかっていない。
熱を保持する力も、CO₂などより、水、水蒸気、アンモニアなど多原子分子物質の方が、圧倒的に大きい。
そうこう考えてくると、炭酸ガス犯人説は怪しくなってくる。

一方、太陽の黒点とフレアは11年周期で増減することがわかっており、現在がそのピーク期間になっている。
ミランコビッチサイクルも知られており、地軸の傾斜と地軸の動きと、公転軌道の3要素がそれぞれ数万年単位で変動しており、これも地球の温度に影響を与えている。
南極の氷を調べたところ、氷に含まれる炭素の量と、気温が連動していることがわかるが、これも周期的に上下動を繰り返しており、そのサイクルが続くとすれば、これからは温度が低下する時期に入ることが予想される。
ただし、一方向ではなくジグザグを繰り返しながらの上下動なので、年単位で見るとその傾向は明らかにはならない。
等々。
温暖化の原因を炭素の放出量のみに求めるのは、かなり乱暴な議論であるというのが結論。
ただし、環境破壊が進んでいることについては、明らかであり、それを食い止めて生物が暮らしていける環境を保持するという観点からは、炭素の放出量を減らそうという努力は、重要。

そこから話が飛ぶのだが、太陽の動きに興味を覚えた講演者は、オーロラを見に、北極圏を何度か訪れている。
なかなかオーロラを見るのは難しそうで、ただでさえ寒い中、月が明るかったり、雲が出ていたりすると、見えにくいそうだ。
その中で、お勧めは、フィンランドのイナリ。
ホテルの中から観察できて、出てきたら、ホテルの外に出て見れるとのこと。
他の地区だと、ホテルから遠いところまで行って、スキー場の仮設テントでオーロラが出てくるのをひたすら待ったり、ろくな食事がとれなかったりと、かなりつらい観測になるそうだ。

話が飛んだが、温暖化の炭素犯人説がかつては声高に叫ばれたが、最近は少しトーンダウンしてきているという。
ヨーロッパが経済の主導権を取るための戦略だという説もあり、なかなか単純な話ではないようだ。

いずれにしても、ESG自体は、今後も人類が生き続けるためには、必要な活動であり、温暖化阻止につながるかは、わからないが、推進していく必要はある。
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