かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

盧溝橋事件

2006年07月07日 | China・Mongolia

7月7日は、もちろん七夕。今日は金曜日で、平塚は、大賑わいだったろう。仙台出身の私としては、旧暦の七夕の方が馴染みがあるのだが。



1937年7月7日は、中国人にとって、忘れられない日。この日、盧溝橋事件をきっかけに、日中戦争が勃発した。
盧溝橋自体は、マルコポーロも感動したという美しい橋で、北京から1時間もかからないぐらいの場所にある。下の川は、このところの水不足で、ほとんど枯れてしまっているが、この橋は、文化財として、大事に保存されている。歩くこともできる。回りは、北京から近い割に、まだ、かなり田舎だ。


盧溝橋からすぐのところに、中国人民抗日戦争記念館がある。中国の抗日戦争のプロパガンダの塊(かたまり)のような記念館だ。展示室が何室もあり、かなり残酷な展示もある。ただ、史実に基づいたものかというと、必ずしも確証があるわけではなく、明らかに怪しげなものも展示されている。そういった意味では、日本の某首相が能天気に記念写真に収まって展示されているが、やや軽率の感はある。

盧溝橋事件の様子を見せるジオラマが、数十分毎に、繰り返し催されるが、日本軍が、いかに平和な中国を、一方的に戦乱に巻き込んだかを演じている。こうして、中国人は、反日教育を繰り返し受けている。

確かに、日本が中国を侵略したことは、いかなる理由があろうとも許されなかったとは思うが、事実以上に誇張され、70年経ちつつある今も、堂々と展示されているのは、いかがなものかとも思う。来年は、70周年で、盛り上げるのだろう。

ベトナムでも、ベトナム戦争(=米軍の侵略)の不当性を展示する博物館があるが、アメリカの名前は、流石に、博物館の名からはずした。

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