かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

神武天皇vs.卑弥呼

2018年06月16日 | Books
今日は、ゴルフ。
天気が心配されたが、かろうじてもった。
逆に、曇りで、ひんやりして、快適なゴルフが楽しめた。
結果、前半普通で、後半は、まずまず。



関さんは、いろんな書店からいろんな本を出されるから、その作品群がどのような構成になっているのか、さっぱりわからなくなっているのだが、またこんな題名の本が並んでいたので、思わずゲット。

題名にもある通り、ヤマト政権の成り立ちについての考察本だが、関さんの本を多量に読み過ぎて、頭に刷り込まれてしまったのか、すんなり頭に入ってしまうのが、怖い。

日本書紀にあるような、一本筋の通った天皇家の話にまとめてしまうといろいろわからないことが湧いて来るのだが、当初のヤマト政権は、いろんな豪族の集合体であったと考えれば、丸く収まることも多い。

本書では、奴国、安曇家のことも多く語られる。ヤマト朝廷の成立に少なからず影響を与えた。
そして、いつもながら目だつのが、天皇の事績繰り返し論。
天皇家の歴史を古く見せるため、伝えられている天皇の業績を過去の天皇もやったように繰り返し記録する手法。
これも、証拠はないがありえない話ではない。

要するに、これ以上多くの発見がない限り、堂々巡りの議論が続く。
逆に言えば、さらなる発見が、議論の進展を促すということなのだろう。
文献の発展は期待できないので、考古学発見に期待するしかない。
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