近江のお寺巡りも段々deepになり、ここからは、ほとんどお寺独占状態。
特にこの石塔寺は、公共交通機関では、とてもたどりつけないのではないかという場所にあり、たぶんこの一日で、訪れたのは、私一人ではないか。
あまり有名ではないのだが、五木さんの本で絶賛していたので、訪れてみた。
お堂はたいしたことなく、仏さまも秘仏。したがって、見所は、この長い階段の先にある石塔群。
階段沿いから、すでに古そうな石塔が並んでいる。本寺は、聖徳太子が、近江に48寺を建立した際の満願のお寺で、本願成就寺と称したという。
メインの石塔は、この阿育王塔(あしょかおうとう)。無数の石塔に囲まれている。アショカ王が、仏法興隆のため世界にばらまいた8万4千の塔のひとつとされ、重文に指定されていえる。日本では、見たことのないタイプで、韓国で見た石塔を思い起こさせる。一旦埋もれていたものが、平安時代に掘り起こされたものという。
それにしても、おびただしい数の石仏、石塔群。圧倒される。鎌倉時代以降数百年に渡って奉納されたものという。
この宝塔(左)、五輪塔(右)も重文だ。
奥にも延々と石仏群が広がる。
普通のお寺とはちょっと違うお寺ということで、強く印象に残った。
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