かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

巴里その23 ギメ美術館②

2015年02月19日 | Europe・Middle East・Africa



ギメ美術館は、フランスが統治していた国々のものが多いと勝手に思っていたのだが、とんでもない。
アジアの他の国々のものも、たくさん所蔵されていた。
これは、ボロブドゥールの仏頭。
図録に、Jinaの頭となっているのは、何故?
ジャイナ教と仏教が、ごっちゃ?
この辺は、やはり仏教徒に任せてほしい?



これは、スコタイ様式の仏像だよね。



これは、踊るシヴァ。
さすがにデリーの国立博物館で見た方が立派だったような気もするが。
11世紀のチョーラ朝の時のものという。



これこそジャイナ教?



マトゥラで発掘された仏像。5世紀のものという。衣紋が美しい。



これもインド北部のものだろう。宗教的な意味は?



これは、典型的なマトゥラ様式の仏像。この芸術性もすごい。



これは、インダス文明のもの。
この芸術性の高さは何だ?



これは、中央アジアの石窟にあったものだろう。
きれいに色彩が残っていて、見事だ。



こちらの赤も見事。
絵柄も優れている。



こちらは、ガンダーラの仏像。
1世紀から、3世紀のもので、右手を除いて、かなり保存状態がいい。
衣紋も見事。



典型的なヘレニズムの影響を受けた仏頭。
やはり、1世紀から2世紀のものだろう。



石窟の天井部の壁画。

それにしても、よくこれだけのものを収集したものだ。
ギメ氏は、実業家ということで、相当の財力はあっただろうが、それに政治力がなければ、これだけの収集は難しいだろう。
しっかり保存していただいているので、所蔵品の図録を、着実に世に出して欲しいものだ。
載せきれてない写真も多くある。
誰か、私設図録出してくれないかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする