さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの放流 <江の島・腰越・葉山>

2022-07-26 13:29:27 | 放流、イベント
7月21日(木)、マダイの県内放流5日目です。
残すところあと2日!

ここで再び積込み作業のご紹介です。
今回は視点を少し変えてみたいと思います。


では、積み込みスタート。


今回は久しぶりに寄せ網だけじゃなく、巻き網(左側の白い網)も使いました。
2枚の網を使って、余すことなく稚魚を集めます。


集めた稚魚をタモに入れて、バケツ待ち。


バケツが下りてきたら、稚魚を入れていきます。


稚魚の入ったバケツをトラックの上へ。


重量を測り、


生簀に入れると同時に記録撮影。


このような記録がとられています。

稚魚を積み終わったら、放流場所へ。

一カ所目は片瀬江の島です。


組合からの放流もありました。


二カ所目は腰越。



放流していると、漁業者や関係者が集まってきました。
岸壁放流ではこうして間近で見えてもらえるので、
放流や栽培漁業に対して興味を持ってもらえて嬉しいです。

最後は葉山。



こちらでも水面をのぞいて稚魚たちを見守ります。

さて、

放流寸前の稚魚たちですが、
どのように海へと放たれていくのでしょうか。

こちらはトラックの生簀です。
スタッフ2人による共同作業になります。

1人が生簀の中に入り、もう1人はホースで海水を補給しています。


板を使って上手に稚魚を集めていきます。


生簀の隅に集めた稚魚を、逃げないように板でせき止めながら、
ホースで吸っていきます。


海に放たれた稚魚たちは、トラック移動による車酔い防止のため
2日ほど絶食状態です。
そこで、放流後に少しだけエサをまき、体力を回復させます。
2,3日はあまり移動せず養生して、それからは港から出て
浅場に散っていくと思います。


5日目も無事終了。
ありがとうございました。
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