今日はトコブシの採苗(さいびょう)でした。
採苗とは、
採卵後、孵化した幼生が浮遊から匍匐(ほふく)に移行する
タイミングで、珪藻を付着させた波板上での飼育に
切り替える作業です。
今回採苗するトコブシは、月曜日に採卵したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/89/3c9c02b3481795ca832608357cba24ea.jpg)
メスの放卵。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/97/f59861ea4739b64be5d9f7ddf4877aee.jpg)
オスの放精。
これらを人工授精させ、洗卵し、幼生管理を経て、、、
今日、顕微鏡でのぞいてみたらこんな感じでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/d8/b26c916f47575b406e8287cab572c890.jpg)
もう歩いています。
ちょっとタイミングが遅かったようです^^;
横から見ると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ff/5200cd30fe885e980bdafdbdea34f28b.jpg)
こんな感じです。
貝殻の縁あたりに見える糸状のものは
繊毛で、これを動かして泳ぎまわります。
下に伸びた足の付け根、
画像の中央より少し下ですが、
透明の蓋もあります。
殻の直径は約0.2mmです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/c3/1ad06063f4cebe1be48071c2b5c39a56.jpg)
上から見た図(右)と、横から見た図(左)です。
既に浮遊生活を止め、繊毛も落とした状態のようです。
こちらの方が蓋がわかりやすいでしょうか。
左側の足の下にある2重線がそうです。
では採苗の作業手順です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d7/1ab88ea2db40c0259dbd01fdf7b1cf0e.jpg)
まず珪藻を付着させるために海水中に入れておいた
波板を取り出し、余分な珪藻を洗い落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f2/a7ea984bb7959514805cdd1b25e8f651.jpg)
その波板を、飼育水槽の中にそっと沈めていきます。
波板がセットできた段階で、幼生の移動です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/6f/6461ca2a571aa5cd935d9d2cbf7cc98b.jpg)
まずは幼生管理用の円形水槽から、幼生を回収します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9d/bb1861b1d51da8a6aa52f1fd1d4256fc.jpg)
回収した幼生を小さな容器に移して、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/63/4edf6a5fd044708a600bd71fdaba198f.jpg)
ハンドカップで波板の上に入れていきます。
幼生たちは、波板に付着した珪藻を食べながら成長していきます。
採苗とは、
採卵後、孵化した幼生が浮遊から匍匐(ほふく)に移行する
タイミングで、珪藻を付着させた波板上での飼育に
切り替える作業です。
今回採苗するトコブシは、月曜日に採卵したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/89/3c9c02b3481795ca832608357cba24ea.jpg)
メスの放卵。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/97/f59861ea4739b64be5d9f7ddf4877aee.jpg)
オスの放精。
これらを人工授精させ、洗卵し、幼生管理を経て、、、
今日、顕微鏡でのぞいてみたらこんな感じでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/d8/b26c916f47575b406e8287cab572c890.jpg)
もう歩いています。
ちょっとタイミングが遅かったようです^^;
横から見ると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ff/5200cd30fe885e980bdafdbdea34f28b.jpg)
こんな感じです。
貝殻の縁あたりに見える糸状のものは
繊毛で、これを動かして泳ぎまわります。
下に伸びた足の付け根、
画像の中央より少し下ですが、
透明の蓋もあります。
殻の直径は約0.2mmです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/c3/1ad06063f4cebe1be48071c2b5c39a56.jpg)
上から見た図(右)と、横から見た図(左)です。
既に浮遊生活を止め、繊毛も落とした状態のようです。
こちらの方が蓋がわかりやすいでしょうか。
左側の足の下にある2重線がそうです。
では採苗の作業手順です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d7/1ab88ea2db40c0259dbd01fdf7b1cf0e.jpg)
まず珪藻を付着させるために海水中に入れておいた
波板を取り出し、余分な珪藻を洗い落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f2/a7ea984bb7959514805cdd1b25e8f651.jpg)
その波板を、飼育水槽の中にそっと沈めていきます。
波板がセットできた段階で、幼生の移動です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/6f/6461ca2a571aa5cd935d9d2cbf7cc98b.jpg)
まずは幼生管理用の円形水槽から、幼生を回収します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9d/bb1861b1d51da8a6aa52f1fd1d4256fc.jpg)
回収した幼生を小さな容器に移して、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/63/4edf6a5fd044708a600bd71fdaba198f.jpg)
ハンドカップで波板の上に入れていきます。
幼生たちは、波板に付着した珪藻を食べながら成長していきます。