先週は、続・百名城の群馬県は名胡桃城と沼田城、翌日は赤城山登山へ出かけた。まずは山城、名胡桃(なぐるみ)城へ登城。新幹線の上毛高原駅からタクシーで名胡桃城へ。国道に沿ってお城はある。案内所でスタンプをゲット。ここの案内所は、資料が充実していて、しかも説明も丁寧で、随分親切だった。今まで百名城、続・百名城合わせて80城ほど巡っているが、一番親切な案内所であった。
(案内所にある模型)
この地方の歴史をざっと紹介する。この上州地方は戦国時代、越後から上杉が侵攻してきた。上州の土豪は謙信に従った。そして武田信玄も侵攻してきて西部を支配。謙信が没すると、北条が入り込んで来た。ところが、武田勝頼の命を受けた真田が侵攻し、北条と対立。
北条と真田が取り合ったが、秀吉が裁定し、沼田城より東は北条、名胡桃城より西は真田と決まった。ところが、決まったすぐ後に、北条が名胡桃城を奪った。秀吉はカンカンに怒り、20万の軍勢で、小田原征伐に出た。数か月に及ぶ戦いで、北条は滅び、天下が統一された。そこで名胡桃城は、戦国時代の終わりを告げた戦いとなった。
(案内所のパネル)
さて、案内所を出て、お城へ。お城は、馬出、三郭、二郭、本郭にささ郭、今は、駐車場になってる般若郭がある。まずは馬出。半円形の馬出だが、これは武田に見られるもの。そう言えば、真田は武田に仕えていた時期があった。
(名胡桃城の入口)
(半円形の馬出と堀切)
(二郭は建物跡がある、土塁に登って撮影)
(本郭と石碑)
一番先端のささ郭に行く。ここからは沼田城が見えるそうだが、今は城跡のみで森が見えるが、よくわからない。お天気もいいのでここで弁当を広げる。次は、その沼田城へ。