資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

怪しいカスタマーレビュー

2016年11月30日 | ビジネス・経済
40文字でわかる! 今さら聞けないあの企業のビジネス戦略35
クリエーター情報なし
ブックビヨンド

 写真の書籍をキンドル本で読んだ。中小企業診断士の仕事をしていると、経営戦略の話がよく出る。その際、あの有名企業はこんな戦略を取ってるんですよ、という場面があるため、大手の経営戦略を知っておきたい、35社も見れば、結構インプットになるな、と考えて、買ったものだ。紙本の定価が1,986円、キンドル価格で486円、キンドルだから送料はかからない。そして期間限定で特別価格が199円。なんだか変だとは思いながら安いから購入した。  

 そして読む、オムニ7のセブン&アイ、ソフトバンク、アマゾンドットコム、星野リゾート、クラブツーリズム、伊那食品工業、信越化学など全部で35社の経営戦略が載っている。感想? 経営の大学院生卒業生が分担して書いたものらしいが、多くの会社がすでにやっていることを図化したもの。真新しさがない。

 書くとしたら、これらの企業の特色を、もっと絞って、例えば、現場の事例を書くとか、他社ではやっていないことに絞って書くとか、取引先や顧客の感想を書くとか、読み手がなるほどと思うことがほしい。これでは正直、199円の価値だ。

 そんな感想で、下記カスタマーレビューを見ると、おや、高評価だ。よく見ると15件中の13件が5スターだが、これらは、すべて発売月に登録されている。これは怪しい。最近入ったレビュー1スターには、登録のものは怪しい、文章も下手と書かれているが、その通りだ。

 関係者が書籍の評価を上げるため、発売直後に5スターを登録することは容易に想像できる。まあ、推定だから、あんまりメチャクチャは書けないが、内容を読んで私も評価するとしたらやっぱり低評価だ。

 

 それに価格、どんどん安くなっているが、普通に考えると、売れるものは安くしない。売れないものは、時間の経過とともに価格を下げていく。199円だから、当初の紙の本から9割引きだ。原価はどうなっているんだろうか。これでも儲かるなら原価は1割未満か。マーケティングとはこんなもんですかね。

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管工事受験対策講座を終了

2016年11月29日 | 土木施工管理技士資格とその活用

  管工事実地試験の受験対策講座を終えた。昨日は、午前中に経験記述の2回目、午後は模擬試験だ。管工事の経験記述は、工程管理と安全管理が毎年交互に出題される。そして品質管理では、材料の搬入と完成検査のどちらかだ。従って十分事前準備ができる。また、土木施工の経験記述と違って、記述する文字数が少ない。従って、文章の使い方が非常に重要になって来る。無駄な文字も入れない。文字数がオーバーしてしまうからだ。

 

 そして午後の模擬試験。衛生や空調の施工図が出てきて、正誤を問う問題、それに施工上の注意点を箇条書きで書く問題を出題した。そしてネットワーク図、これが難しい。トータルフロートやフリーフロートなどをすべて計算しないと解けない。解くのに相当時間がかかる。選択だから、このネットワーク図と法令のどちらかを選択する。案の定、受講者でネットワーク図を選択した人は少ない。最後は経験記述。今回の受験生は合格ラインに達している人が多いようだ。試験は来週、もう少しだ、頑張れ!!

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20年ぶりの南こうせつコンサート

2016年11月28日 | その他
プラチナムベスト 南こうせつ (UHQCD)
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ポニーキャニオン

 土曜の晩は、ウチから歩いて行ける市民ホールで、南こうせつコンサートを聴く。入りが少ないと、もう来なくなってしまうため、私は、できるだけ足を運んでいる。今回の観客の平均年齢は60代だな。

 

 そして曲もかぐや姫時代の曲が自分にはフイットする。心に響くのは、夢一夜や神田川、そしてアンコールは「妹よ」。南こうせつのコンサートは、このホールで以前聴いてからもう20年になる。

 

 果たして次回、聴けるかどうか、南こうせつさんも私も等しく歳をとる。もしかしたら今回が最後かもしれない。コンサートの最中、こんなことを考えていた・・

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アイゼンのデビュー

2016年11月27日 | 登山&自然系資格とその活用

 金曜日は、クラブツーリズムのステップアップ登山教室。前日の雪のため、紅葉狩りから雪中行軍に変更になった。前日、添乗員からアイゼンを持参するようにと電話があった。そして到着した山中湖・石割山は雪化粧だ。

 この日は、石割神社の登山口から登山開始。スタートからいきなり4百段の階段、雪の中を歩く。汗が出てきたところで階段は終了。次は石割神社。大きな石が二つに割れている。ここから石割神社の名前がきているようだ。

  登山口

  石が割れている

 そして、この山、段差が多い。ツアーの女性などはこの段差、高くて補助なしでは登れない場所がある。やがて山頂、素晴らしい富士山の眺めだ。雪上で昼食。

  山頂から

 

 午後からは、踏み跡のない山に入る。ガイドさんの指示で、ここからアイゼンを付ける。私も含めてアイゼンはほとんどの人は初めてだ。付け方がわからないため、山頂が大騒ぎになる。

  アイゼン装着

 アイゼンは、この日のように新雪ではあまり効かないが、硬い雪はよくブレーキが利く。特に下りは滑らなくて楽だ。石割山から平尾山を経由して下山。アイゼンで脚が重いため、普通に歩くよりは少し疲れる。アイゼンデビューの一日でした。

  

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12月11日ダブル受験に備えて

2016年11月26日 | おもしろ資格とその活用
認知症ライフパートナー検定試験3級公式テキスト
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日本認知症コミュニケーション協議会

 12月11日(日)は今年二度目のダブル受験になった。午前中は認知症ライフパートナー3級、午後はお好み焼き検定の上級だ。

 認知症の方は、以前取得したが、当時はクラスがなかった、現在執筆中の資格に入れるため資格を調べたら、クラスができていた。そこで3級を受験する。

 それにお好み焼き検定も、執筆中の資格に入れるため、上級を受験する。こちらは初級を持っていないと受験できない、私は認定証を紛失してしまい、あきらめていたら、このブログに初級取得時の様子がアップされており、認定ナンバーも写真に写っていた。そこで受験可能となった、いやあ。

 認知症の方は、テキストと問題集があり、時間がないので、1サイクル学習する予定だ。お好み焼きは薄いテキストをダウンロードして使う。こちらは3サイクル。焼いている動画もあるようだが、最新のアドビが必要で、有料、それはないだろうと、無視する。

 12月は世間も忙しい月だが、私も、仕事に、資格に、登山に、泳ぎ収めの練習おyp礒治忘年会にと、年末まで忙しさが続く!

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温泉ソムリエオフ会

2016年11月26日 | 登山&自然系資格とその活用

先日23日の夜に「温泉ソムリエ」のオフ会に出席した。会場は立川駅から少し歩いたところ。百名位が集まっていただろうか。私が入った時には、もう始まっていて賑やかだ。

  

 食事懇親に始まって、ゲーム、抽選会があり、私も熊本の温泉雑誌が当たった。温泉のペア宿泊券もプレゼントされたが、私は当たらない。

 チーム対抗で、絶景の温泉を9個上げ、それがゲストと合っていれば、商品がもらえるゲームがあった。私が全然知らない温泉が次々と上がって来る。私以外のメンバーは、ウンウンとうなずく。

 このオフ会に来るような人達は本当の温泉の好きのようだ。隣の女性に年に何回温泉に行くかと聞いたら、毎週だそうだ。いやはや。

 どうもこの違和感、どこかで感じたな、と思っていたら、大曲花火観賞士の会だ。どちらもマニアのための会で、私のような資格を幅広くやっている者にとって、一つの資格を深くやっている人にはついていけない。

 帰りに、温泉の雑誌を2冊購入、温泉批評と温泉達人会、どちらも温泉マニアのための雑誌だ。面白そうな情報が満載のようだ。またあったかい温泉行ってみたくなった。

 

 

 

 

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驚くべき差別意識

2016年11月25日 | その他ビジネス系資格とその活用

(新)CSR検定3級公式テキスト2016改訂版

 

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株式会社オルタナ

 こんな記事が朝日新聞デジタルに載っていた。

 日本高校野球連盟は22日、大阪市内で全体審議委員会を開き、春夏の甲子園大会前にある甲子園練習への女子部員の参加について、防具をつけるなどの安全策を十分講じるという条件付きで容認する案をまとめた。25日の理事会で提案する。女子部員の甲子園練習への参加を巡っては、今夏、ノックの補助をしていた大分高の女子マネジャーが、大会本部から制止されたことをきっかけに、日本高野連が参加の是非について検討を重ねてきた。これまでは「男子と女子ではボールへの反応が違い、危険だ」などとして参加を認めていなかった。だが、「部員が少ないチームにとっては女子部員も貴重な戦力」「チームを支えてきたマネジャーもグラウンドに立たせてあげたい」などとする意見もあり、参加できる方法を探ってきた。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「一番怖いのはけが。十分な安全対策をとった上で、できることを考えていきたい」と話した。

 いまどき、驚くべき差別意識である。ダイバーシティーシティマネジメントでは、人種や障がい者、年齢とともに男女差別をなくしようということが叫ばれている。それが、高校野球という公的な団体が上記のことを言っているとは。「女性はボールへの反応が遅い」、これ科学的根拠があるのかね。女子野球もあり大会も開催されているのに、女子はボールへの反応が遅いって、偏見以外にないんじゃないか。

 相撲のように昔からの宗教的なものか、トンネル工事のように迷信で入孔禁止ならわかるが、高校野球で、何を根拠にダメといってるんだろうか。頭の固いおじさんたちこそ、早く頭を切り替えないと、世間から集中砲火、炎上するぞ。

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健康生きがいつくりアドバイザー資格に挑戦!!

2016年11月24日 | 人材開発資格とその活用

     

  写真は、パンフレットの表紙だ。健康生きがいづくりアドバイザーに挑戦する。先日申し込み、料金を振り込んだ。この資格のサブタイトルは「人生は二幕目がおもしろい」だ。私の人生と同じ、なかなか。受講料は2万円ちょっとだ。

 学習方法は、いくつかあるが、私はテキストとスマホのeラーニングを選択した。テキストを読んで、スマホに合計200問の問題が送られてくる。これに答えるのである。その後課題レポートを提出し、最後は2日間の研修会があって登録・認定される。

 どうしてこれをする気になったか?  実は執筆中、50歳代に取るべき資格で、健康や運動系の資格がなかったからだ。色々探すと、この資格にたどり着いた。50歳代はそろそろ健康が気になる時期だが、それに類する資格を私は持っていない。ならば61歳になったばかりの今から、ということで講座を申し込んだ。

 申し込みの画面で、メールのアドレスの確認で、ケータイのメールアドレスをチェックするようだ。打込んだが返信がない。翌日この事務局に電話で聞くと、携帯専用のメルアドだという。今はスマホで、そんなものは使っていませんというと、しょうがないですな、となった。ちと古い仕組みを使っているようだ。

 内容は学習すればだんだんわかってくるから、またその時にでも書き込みします。

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第11回唎酒師

2016年11月23日 | おもしろ資格とその活用

このコーナーは、来年出版される予定の資格本の原稿の一部ををアップしていきます。出版予定の資格本は、年代別(ex20歳代・・)に有用な資格とその活用方法を解説していくものです。第11回は、50歳代資格「酒師」です。

区分:民間資格(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の主催)

対象者:飲食店従事者、日本酒愛好家など

■ 唎酒師(ききざけし)とは
 
主催団体によれば、飲み手の好みや要望を察知し、日本酒とその楽しみ方を提供するプロフェッショナル」とされている。つまり趣味の資格ではなく、お店に「利き酒師のいる店」などの看板を掲げられるプロの資格である。従って受験料等はそれなりに高価だ。

 ■ 唎酒師の楽しみ
 
筆者は、別にお酒のプロではない、もっとも若い頃は、プロ顔負けになるくらいに毎晩飲んだが。そして、筆者の場合、この資格は資格を取る過程が楽しかった。取ってしまった後は、別に何ということはない。名刺に刷り込んであるため、時折聞かれて、うんちくをしゃべる位だ。あまり参考にならなくてすいません、その代り、受験準備から、試験の内容などを詳しく書きます。

 ■ 利唎酒師目指して
▼ 教材到着
 申し込んでおいた「唎酒師」の学習教材が届いた。テキストが3冊、それに利き酒のセット、さらにDVDが4枚。テキストとDVDは通信教育等では定番だが、写真の瓶に注目。8個の瓶があり、これに葷酒とか、腐った臭いの酒とか名前がついている。これがテイスティングの教材で、この通信教育の特徴である。
 これがあるため申し込んだ資格、私の申し込んだコースは、通信教育の後、試験を受けて合格すると資格がもらえるという、比較的安価なコースだ。5月くらいにはテキストを終えて、テイスティングに入りたい。
 この通信教育は、期限が1年間、試験は毎月あるから心配はない。6月頃にでも受験するか。さてこれからじっくり日本酒の世界に浸る・・・

▼ 山廃って?
 唎酒師の学習が本格化してきた。今日は日本酒の製造方法の話。日本酒の製造方法は、何と19ものステップがある。そして少なくとも約3か月間かかる。秋に新米ができるから、作るのは真冬だ。その中でもポイントになるのは、麹造り、酒母(しゅぼ)造り、またはもと造り(もとは、酒へんに元)ともいう。そして醪(もろみ)造り。
 このうち酒母造りは、乳酸をどのように得るかによって2つの作り方に分かれる。キモト系酒母と速醸系酒母。速醸系は、液体状の乳酸を加えて素早くタンク内を酸性に変える。明治時代に国立醸造研究所で開発された手法だ。
 もうひとつのキモト系酒母は、作業工程の違いで、キモト、ヤマハイモトに分かれる。キモトは明治以前に造られてきた伝統的な方法で、コメの糖化を早めるために、コメをすりつぶしていた。ところがこの作業、ヤマというが、重労働で、何とかこの作業を止められないか、醸造試験所で実験をした結果、ヤマを止めても成分の違いはない、ということになり、ヤマを廃止するようになった。
 現在の日本酒は、速醸系が90%、ヤマを廃止したキモト(略して、ヤマハイ)が9%、昔ながらのキモトは1%の比率だそうだ。
 う~ム、それでヤマハイ(山廃)というのか、速醸系に比べて稀少価値があるため、差別化で使われているようだ。ようやく意味が分かってきた。ちょっとはウンチクを語れるようになってきた!

▼ 純米大吟醸って? 
 今日も唎酒師学習の話。まず純米酒と本醸造、普通酒の違い。日本酒には通常は、醸造アルコールを添加している。香味の調整や防腐効果そしてコストの軽減が目的である。醸造アルコールとは、焼酎と同じ製法で作られたもので、台湾やブラジル等で安く作れる。これが規定量内のものを本醸造、規定外は普通酒、全く入っていないものは、純米酒となる。当然純米のほうが高価になるはず。
 もう一つの分類。原料の玄米には、外側にビタミンやタンパク、脂質が多く含まれており、これが雑味の多い味わいになるため、玄米を精米する。これを精米歩合といって、分母が玄米の重量、分子は精米されたコメの重量でパーセントで表す。
 この精米の作業、現在は竪型精米機で行うが、少しずつコメの表面を削り、40%も削るのにも48時間もかかる。この竪型精米機がない昔は、10%程度しか削ることができなかったそうだ。
 そして、この精米歩合が60%以下を吟醸酒、50%以下を大吟醸酒という。竪型精米機のない昔、昭和以前は、吟醸酒は作れなかったそうだ。
 最後に、純米系なら繋げて、純米大吟醸酒、純米吟醸酒となる。ようやく純米大吟醸にたどり着いた。今日もちょっとしたウンチクでした。

▼ 難しい利き酒の練習
 
唎酒師の学習も佳境に入ってきた。いよいよ利き酒の練習をする。この資格の利き酒は、日本酒の銘柄を当てるのではない。薫酒(くんしゅ)、爽酒(そうしゅ)、醇酒(じゅんしゅ)、熟酒(じゅくしゅ)の4種類を分けるのである。利き酒で驚いたのは、酒は飲まないことだ。利き酒をした後は、別の器に吐き出す。
 外観、香りを嗅ぎ分け、口に含むことで分けるのである。この4分類ができれば、その酒に合ったTPOが提案でき、またおいしく飲むための温度、酒に合う料理、逆に料理に合う酒の提案ができるというものだ。
 でも今まで、酒に関する提案、そんな提案など、人生一度も受けたことがないが。考えればその通りだ。酒はうまく飲みたいものね。
 写真は、利き酒をやっているものだが、なかなか難しい、香りは最初は分かるのだが、二度目に嗅ぐとわからない。鼻がばかになるのだろうか。そして香りは、強さ、複雑性、香りの具体例を記入する。味わいは、アタック、複雑性、甘辛度、具体的な味わい、テクスチャー、アフターフレーバー、余韻を分けて記入する。味わいを日本語で表現するのは難しい。
 最後にVTRで正解を解説してくれるのだが、まださっぱりわからない。まだまだ練習が必要だ。

 ▼ いよいよ試験
 東京王子の試験会場へ。FOBアカデミーというお酒の学校のようなところだ。受験者はざっと見て20名くらい。私は一番前の席だ。1次試験は、40分間。テキスト「もてなしの基」から。選択式が大半で、記述式もちょっと。だいたい80点というところ。出だしは順調だ。
 昼食を取り、2次試験。こちらは、テキスト「日本酒の基」から、選択式で84問、残りは記述式で8問、120分だ。こちらも80点前後取れた。通信教育資料についている「学習のポイント」で、試験に出題されやすいところが書かれている。これに従って重点的に学習、そして過去問題を買って学習したため、これで十分得点できた。

 休憩の後、3次試験。この試験独特のテイスティング。ワイングラスが4個置かれ、A,Bはその酒が何種かを当てる。C、Dは正常酒と劣化酒を当てるようだ。テイスティング以外に、試験酒の生かすシーンや飲用温度、酒器、なども問題になっている。
 さて試験開始。Bのワイングラスは黄味かかっている。テイスティングすると独特の私の嫌いな味だ。これは「熟酒」(じゅくしゅ)、古酒の香りがする。もう一つのAのグラスが難しい。香りがほとんどない。テイスティングも特徴がない。薫酒(くんしゅ)ならフルーツの香り、醇酒(じゅんしゅ)ならコメの香りがするんだが。ということで残りの爽酒(そうしゅ)を選択。甘辛度でわかりそうなものだがこれがなかなか難しい。日本酒には、甘口辛口があるが、実はそのどちらの成分も含んでいる。最初辛くても次第に甘くなっていく。このため甘辛度の判定が難しい。甘い辛いは主観的なものだそうだ。

 酒の選択だけではなく、外観では健全度、色調、粘性、香りでは強さ、複雑性、香りの具体例、主体となる香り、味わいでは、アタック、甘辛度、テクスチャー、含み香、余韻などを記入していく。酒の種類を間違えたら、その問題はすべてバツのようだ。結構厳しい。テイスティングは、ふつう、口に含んで吐き出すのであるが、特段指示もなかったので、ワイングラス2杯とも飲み込んでしまった。試験中に顔が赤くなる。
 劣化の判定は、その匂いで簡単にわかる。さすがに劣化した酒は飲まなかった。そして劣化しない対策を書いていく。これもバッチリ。2種類の酒の選択があっていれば80点くらい。2種類とも間違えていれば40点くらいだ。熟種は間違いないだろうから、60点以上はある。

 休憩後、最後の4次試験。こちらはすべて記述式で40分。季節を設定して酒の提案をする。私は、春の歓送迎会のお客様を想定して、薫酒を提案。そしてその理由などを書く。後は、とっくりの洗浄の問題、飲用温度を下げると何が変化するか、お燗の方法について、片口などの面積の広い酒器の影響、日本酒のサービスの順番などであった。こちらも80点近くはあるんじゃなかろうか。というわけで終日の試験、長い長い一日が終わった。試験結果は2週間ほどで送られて来る。合格率はかなり高いというが、たぶん大丈夫だろう。楽しみにして待とう。

 合格はしたものの
 
唎酒師試験の結果通知が届いた。合格である。しかし、問題はこの後である。ふつう試験に合格したら合格証が発行されるものだが、この試験は発行されない。合格証は、費用を払ってからというのである。その費用が諸々で6万円近い。しようがないので1年だけ会費を払い、合格通知を戴く。筆者の有効期間は、1年限りのものとなった。でも資格取得まで結構楽しんだから、それでもいいか。

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電通鬼十則

2016年11月22日 | ビジネス・経済

 初めに電通の鬼十則を掲げる。出典は、ウィキペディアの「吉田秀雄」最終更新 2016年11月18日 (金) 06:21 だ。この方は電通の第4代社長、鬼十則を作った広告の鬼、といわれているそうだ。問題は、この中の5番目。これが最近の事件を巡って問題になっている部分だろう。殺されても放すな、これをまじめにとると、殺人事件になるまで仕事はやめるな、ということになる。上司は死ぬまで部下を働かせる。鬼十則通りの行動だ。

  1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
  2. 仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
  6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
  9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
  10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
 さて、私は若い頃、この企業さんと取引があって、会議室や事務所に行ったことがある。そのときにこの鬼十則を見たことがある。当時は「鬼十訓」と私は記憶していた。ちょっと違ったがずいぶんと厳しい内容だな、と思っていた程度だ。
 
 その後、若手社員が自殺して、それが労災と認められて、その事件が人事関係の労災のバイブルになってる企業だ。その後も社員の自殺事件を起こしている。今度もまた起きて、世間は、本気か、見ている。ご遺族は記者会見などでも本気に取り組みむうに訴えている。お気の毒だ。
 
 さて、最近、「この鬼十則を手帳から外すことを検討している」、というニュースが流れた。ははあ、正直言って、この企業さんはまだ本気じゃないね。風が収まるのを待っている風だ。本気なら、なぜ、「手帳から外す」と言い切らないのか。手帳から外す程度の話は、人事部長クラスの一言で簡単に決断できる。プレスも簡単に出せる。「外すことを検討している」は、逆風が収まった頃、やっぱりやめた、となれば元通りにできる。嘘は言ってませんという訳だ。
 
 広告の会社だ、こんなことを間違えるはずがない。慎重に考えてこのような内容にしたんだろう。姑息だ。世間の逆風が収まるのを待っていると思うのは、私だけだろうか。
 この事件を機会に日本の長時間労が転換できればいいと思ってるんだが。
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中央支部まつりに参加

2016年11月21日 | 診断士活動(実務従事他)

 土曜日は寒い中、神田で開催診断士会の中央支部祭りに参加した。このイベントは、新・入会員の歓迎会に合わせて、いろいろなイベントをまとめてやる企画だ。

  

 めは、先日行われたシンポジウムの優秀論文の発表が4件、次は3イベントが同時進行で、ハラル認証・法的ラインのプレゼン、企業内診断士向けの診断士資格を150%活かす方法・自分の名前で本を出版できるセミナー、もう一つは研究会マスターコース成果報告だ。

 3つが同時進行だと参加する方も忙しい。私は、企業内診断士の資格活用を聴く、今書いている書籍の取材も兼ねている。そして法的ライン、これは診断士で弁護士さんの契約時の注意事項だ。

 最後は一同に集まって、懇親会。お酒はたっぷりありますという話だったが、すっかりなくなってしまった。この時刻は同じ診断士仲間との情報交換の場である。なかなか充実したイベントであった。

 また、自分の名前で出版するセミナーでは、パンフレットが配られていた、(私は、パンフレットをもらい、別のイベントを聴いていた)そのパンフレットには、出版モデルとしておや、私の顔写真と書籍がいくつも載っている。何だか恥ずかしいが、出版モデルなんだから、これを参考にして、若手診断士も出版してもらいたいものだ。

 

 

 

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久しぶりに三橋節を聴く!!

2016年11月20日 | ビジネス・経済

 金曜日は四谷で、久しぶりに三橋貴明氏の講演を聴いた。三橋氏のブログで無料のオープンセミナーの聴講を募集していたため、これに応募したものだ。このオープンセミナーは、東京都トラック協会のロジスティックス研究会が主催したもので、ここに一般の聴講者枠があったものだ。

   

 さて、講演タイトルは、「日本の人手不足解消の試金石!運送業界の生産性向上を!」である。講演は約2時間、質疑応答も15分ほどあった。いつものように数字やグラフをふんだんに使った講演だ。

 今回の要旨は、現在、日本、特に地方は、大変な人手不足、若年失業率は日本は6.5%で主要国では最低、スペインなどは何と58%だ。そして日本の完全失業率も現在、3.0%、日本の完全雇用は2.3%、地方はほぼ完全雇用だ。これはバブル時代以来の数字。有効求人倍率は1.38%、正規社員も0.88%、これは史上最高だそうだ。

 なぜか、別にアベノミクスの成果ではない。「少子高齢化」の影響だ。少子の方では、働く若い人はどこにもいない。給料を上げても、いないものはいないのだ。これをピンチとみるかチャンスと見るか。成長のチャンスである。高齢化の方では、お年寄りは長生きで、医療介護の費用はさらに増加する。つまり需要の増加だ。

 世の中は、現在の供給が需要を上回る「デフレ」から、需要が供給を上回る「インフレ」状態になっていく。このギャップを埋めるためには、「生産性向上」しかない。設備投資、公共投資、人材投資、技術投資の4つだ。少子高齢化は、ビッグチャンスだ。よく人口が減っているから成長できないなどというのは間違い。人口の減少率は年率0.2%、GDP伸びはは2,3%だから誤差のレベルだ。

 そして生産性向上ができるのは日本だけ。なぜかというと、日本以外の失業率は非常に高いため、生産性向上を図ると、もっと失業者が増えてしまう。こんなことはその国の政府はやらない。しかし日本は絶好のチャンスなのだ。安倍総理が少子高齢化は「人口ボーナス」だ、と言ったがこれは正しい。(正確には、ここだけ正しい)どいうわけでどんどん投資をすべき、が結論であった。久しぶり(4回目かな)の三橋節を聴いて、スッキリした。

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気象予報士試験を申し込み

2016年11月19日 | 気象予報士ほか
一般気象学 第2版補訂版
クリエーター情報なし
東京大学出版会

 毎度、気象予報士試験を申し込んだ。今回は学科一般が免除、学科専門と実技である。当然学科専門に注力することになる。学科専門はここ2,3回難化していて、テキストや過去問題だけでは合格する気がしない。しようがないから、1月になったら、学科専門の過去問題をやるか。

 今回26回目は、どうもやる気がしない。仕事や他の試験もあるため、一度受験を休みたいんだが、学科が合格しているため、有効期間があり、もったいない。ということで今回も受験する。やれやれ、しようがないね。

  

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フィンテックと中小企業

2016年11月18日 | 診断士活動(実務従事他)
決済インフラ入門
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

 中小企業大学校の虎の門セミナー、今回で3回連続聴講している。今回は「フィンテックと中小企業」、最近フィンテックという言葉をよく聞くが、内容がわからないため勉強に来たものだ。

  

 講師は、宿輪先生、上記の書籍を書かれている。銀行マンから大学の先生になった方だ。冒頭、予定にはない「トランポノミクス」の話。旬なのだろう。経済にプラス面のキーワードは、法人税減税、経済成長4%、インフラ投資1兆ドル、マイナス面は、財政悪化、金利上昇、ドル高、反グローバルなどだ。しかし、公約通りやるかまだ分からない。

 フィンテックとは、金融ファイナンスと技術テクノロジーの合成語だ。フィンテックの分野としては金融サービス、付加価値サービス、仮想通貨だそうだ。有名なものにペイパルがある。そうかあれがフィンテックか。

 直接我々に関係するのは、決済が再来年には24時間制になるという。そんなに必要もないと思うがまあ・・それにDesaiサービスと言って、売掛金も電子化されると、この債権を担保に融資ができるようになるそうだ。これはかなり大きい。

 最後は時間があったため、何人もの質問に答えていた。会場の質問は、質問者だけでなく、全員が聞いていていて、そのやり取りが、かなり参考になる。そんな意味で多くの質問に答えると参加者の満足度は高いだろう。

 話は違うが、私が現役時代に最も多くの質問に答えたのは、1時間近くだ。中国上海で日中ガス技術セミナーのときだ。一通り講義を終えた後の質問タイム、一人が二つも三つも質問する。順番がもう回ってこないと思って質問が長い。通訳を介していたが、合計1時間近く質疑応答に費やした。

 ガス工場の白い霧の写真を見せられて、これは何だ、というが、私の専門ではないため、すぐはわからない、時間をくれ、と日本に電話して聞いた。やがて日本の担当者が捕まって、内容がわかり、会場で解答した。あとの懇親会であれは良かったと評価を戴いた。

 そんなことで、質疑応答は、セミナーの重要な時間なのである。

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情報処理安全確保支援士という新しい資格

2016年11月17日 | IT系資格とその活用

 経済産業省が、新しい資格、「情報処理安全確保支援士」の創設を発表した。まず名称、ややこしいネーミングだが、漢字で何を目的としているかおおよそ理解できる。ハッカーなどの対策、情報セキュリティ強化のための資格だ。経済産業省の検討資料はこちら

 図は、 IPAプレスリリース資料より、資料はこちら

 図の通り、情報処理技術者試験とは、位置付けが違う。そして今の情報セキュリティ関連資格からの移行措置が詳細に定められている。また試験に合格した後、登録制になるとか、更新の講習が行われるとか、新しい内容が入っている。試験のスタートは来年の4月からだ。

 私は、受験、もう無理そうだ。IoT検定でも感じたが、長い間,ITから遠ざかっていると、からきし分からない。それだけ進歩が速い。土木やガスなどの試験は20年ぶりに内容を見てもそんなに大きくは変わっていないが、情報処理は違う。

 情報処理試験は、法改正されて、資格名称や内容が何度も変わっている。もうついていけないな。私の持っているのは、ITパスポート、第2種、第1種情報処理技術者、それに初級、上級」システムアドミニストレータなんだが、今はどこに入ってるのか、わからないなあ。

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