先日、私の所属する診断士会の人財開発研究会の月例会があった。9月のプレゼンは私もよく知ってるS会員。自身の経験から広報がテーマであった。広報とは何か、広告や販促とは違う。広報とはその組織のプレゼンスを上ることだと言う。プレゼンス=存在感、だ。
その例え話で、映画「ローマの休日」のワンシーンを放映してくれた。ヨーロッパのある王国の王女様がヨーロッパ歴訪中、こっそり抜け出して、ローマ市内を自由に徘徊する物語だ。ほとんどの方は見たことがあるだろう、私ももう数回、見たことがある。
主人公のオードリー・ヘップバーン扮する王女様が、スペイン広場で、グレコリー・ペック扮する新聞記者と話しているワンシーン。(グ)あなたの職業は? (オ)そうねえ、(詰まりながら)ええっと、広報よ、と。皇室の職業をうまいこと表現したもんだと思った。
そうか、皇室の職業は、「広報」、日本で言えば、日本国のプレゼンスを上げることが職業だ。最近、真子内親王が、結婚することが話題になっているが、皇室の職業は、日本の広報。ただし世襲だから、生まれながら、いやでもやらないといけない。日本でただこの一家だけは、憲法で保証されている職業や思想信条の自由がない。
その分、十分な教養を身につける時間や、海外留学、普段の経費などが支給されている。真子様は、自分が広報をする存在だと分かってはいないだろうね。そんな教育は受けていなんだろう。
女性皇族は、結婚すると皇族を離脱するから、広報の仕事は免除される分、職業や思想信条の自由を享受することになる。ヤフコメなどには随分心配することが書かれている。ほんと大丈夫かいな。