今年も1級土木施工管理技士の経験記述の添削を終えた。試験は10月6日(日)である。その感想を書こう。まず、施工規模、私の講座は、1社を除いて、所属先の企業はわからない。ただ、内容から工事規模は推定できる。そこから言うと、ゼネコンにお勤めの方が有利だ。1級は監理技術者が想定されているから、専門工事より、ゼネンコンさんの方がだいたいは規模は大きく、有利に働く。
安全管理は、、新しい機器の採用が多かった。ここのところの経験記述では、目視出来ない場所にカメラやセンサーを使う企業さんが多い。合図者や誘導員などの人手に加えて、新機器も、お安くなっているから、積極的に使うべきだろう。
品質管理においては、何が課題か、よくわからない記述が多い。書いたら中に課題が入ってるだろう、という論文が見受けられた。経験したことをずらずら書くだけで、何が課題か、よくわからないのがあった。経験記述は、特に留意した技術的課題⇒検討内容⇒対応処置、と続くが、最初の課題があいまいなら、どうしても後半の得点も上げにくい。最初に書きたい課題は何か、を一つ二つに絞って書くべきだろう。
また、せっかく講座を受講しても、添削課題を提出しない受講生もいる。講座の視聴が続かないのかもしれないが、もったいないし、本番でいきなり書こうと思っても厳しい、お金も払ってるんだから、添削を受けるべきだろう。損はありません。本番では、健闘をお祈りします。