令和6年度ガス主任技術者試験の問題を検証した。今年は解答が早く出たため、検証時期も早い。まず乙種から。学科試験の枝問レベルの初出題の割合(初出題率)は、13.8%。高いか低いかはよくわからない。
法令は、1問だけ知らない問題があった。問1の(4) 12A13A以外のガスを供する託送事業は、一般ガス導管事業には入らない、これ、知らなかった。残りはすべて過去問題、キッチリ学習しておけば解けただろう。
次は基礎理論、計算問題では難問はなかった。選択式で問4の熱力学と問11の流体の問題は、枝問が2つずつ新しい出題があって難問だった。まあ、15問中10問選択だから、ほどほどの得点はできただろう。
ガス技術、製造の初出題率は、36%と1/3が新しく厳しい問題。供給の初出題率は8%、とほとんど解けるレベル、消費の初出題率は20%、とほどほど。製造分野は、問2、問3、問4、問8が難問だ。製造を選択した方はハズレだろう。供給分野は、問13でガス管の管厚を求める式が出た。これは式をある程度知ってないと解けない。でも他は比較的簡単。消費分野は、問23業務用、問24換気、問26安全装置当たりが高難易度の問題。
論述は、法令は保安規程と消費機器の調査、これは準備した方はやった!と言うレベル。ガス技術は、製造が地震対策、供給は他工事、消費は、業務用のCO、着火。供給を選択した方はハズレ、残りの方は当たりだった。
続いて甲種。学科試験の枝問の初出題率は、11.0%、と乙種より低い。法令はほぼ乙種と同じ問題。1問だけ知らない問題で、問1の(4) 12A13A以外のガスを供する託送事業は、一般ガス導管事業には入らない、これ、知らなかった。残りはすべて過去問題、キッチリ学習しておけば解けただろう。
次は基礎理論、計算問題で、問10のディフューザの損失ヘッドと、問12円管を通過する伝熱量が初出題だった。これは初回ではまず解けないだろう。再度の出題も考えられるから、すぐにテキストを見て解いてみよう。
ガス技術、製造分野の初出題率は20%、平均すると、枝問の一つは初出題の勘定で、かなり厳しい。特に問6ホは、経済安全保障法からの出題。問9のCCS、ボランタリークレジット制度、GXなど最近の知識が求められる問題だった。供給分野の初出題率は8%と低い。問13の管厚計算式は難問。ほかの問題はそう難しくはない。消費分野の初種出題率は、24%とかなり高い。 問21家庭用ガス機器、問26安全装置、問27ガス栓警報器当たりは高難易度。
論述は、甲乙同じ問題。法令は保安規程と消費機器の調査、これは準備した方はやった!と言うレベル。ガス技術は、製造が地震対策、供給は他工事、消費は、業務用のCO、着火。供給を選択した方はハズレ、残りの方は当たりだった。
私は、これからプレミアム塾の資料に手を入れて改訂し、ビデオ収録に入ります。