一昨年に続いて二度目の立山登山である。二泊三日で、立山三山を登る。初日は、室堂に到着してから、荷物を預けて、弥陀ヶ原に戻り、散策だ。室堂には午前中に到着したため、立山や剣岳がよく見える。しかし剣はカッコいいなあ。
(立山室堂ターミナル、このホテルに泊まる)
(剣岳の雄姿)
弥陀ヶ原は、標高約2,000mの湿原だ。歩くと、富山平野から日本海までが見える。そして餓鬼田という池が多数ある。餓鬼田は仏教用語のようだ。高山植物も秋の花が咲いている。いい天気で散策ができた。
時間があるため、立山カルデラの展望台へ。こちらは少し山に入る。熊の出没も多いそうだ。クマよけの鈴を持ってきたが、この鈴、普通につけてもよくは鳴らない。衣服やザックなどと触れても音が小さいのだ。私はそこで、ストックにつけている。ストックには、手の部分に輪がついている。しかし、登山では、この輪には手を通さない。転んだときに、手を離せないため、怪我する場合があるからだ。この輪に鈴をつけると、大きな音がする。
さて、立山カルデラ。ここは爆発火口だ。今はもう噴煙はない。崖が崩れ続けているため、砂防工事を今もやっている。砂防は「SABO」と言って、海外でも知られた日本の土木技術だ。私、出身は北陸の土木系の学科だったため、「砂防工学と地すべり」を一応学んだ。私の同級生は、確かこの砂防事務所の所長だった、もう定年しているけどね。
上の写真は、ザラ峠、戦国時代、佐々成政が家康に助けを求めるため、真冬にこの峠を越えたことで知られている。この峠の富山側が立山カルデラである。さて、明日は、いよいよ立山三山の縦走だ。体力を維持しておこう。