資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

意外に知らなかった古代中国の戦国時代

2018年08月22日 | 地理・歴史系資格とその活用
一番おもしろい中国古代史 始皇帝と戦国時代 (KAWADE夢文庫)
クリエーター情報なし
河出書房新社

 書店で手に取ってみて面白そうだから買った文庫本だ。中国百科検定という検定がある。私は昨年3級、今年2級と取得していって、次回は1級を目指すつもりだ。その学習も兼ねている。

 試験には当然、中国の歴史も出題される。歴史では、近代史や古代なら三国志などは得意分野だが、それ以前の春秋戦国時代は、よくわからない。いろんな国が入り乱れていて、またこの時代の故事や、思想家なども出ている時代だ。興味はあるがややこしくて手に負えないというのが正直のところだ。

 血縁による封建制度が春秋時代、その後の君臣関係が戦国時代だ。戦国時代は7つ国が争って、最後は始皇帝が出た「秦」が中原を統一して、時代が終わる。この後は、前漢・後漢、三国時代、隋・唐と続く。

  

 この時代は、いろんな人物が登場し、目まぐるしく変化する。栄華の時代があったと思えば、あっという間に殺される。特に優秀な人物に誰かが嫉妬して、あらぬ疑いをかけて、王がこれを信じ、その人物が殺されるパターンが多い。これは、現代よりずっとひどいようだ。

 「隗より始めよ」。聞いたことがある言葉だ。これは、燕の昭王が人材を集まるにはどうしたらいいか、尋ねたら、郭隗という人が私をはじめに雇いなさい。すると私以上の人物が集まりますよ、と言った。転じて、大事業をするには、まずは、すぐできることから始めよ、という意味だ。

 この時代のエピソードを書くと、きりがないから、もう一つだけ。秦の将軍「白起」は、趙の軍を破り、40万人に及ぶ降伏者を出した。白起は、少年兵240人だけを残し、残りは全員生き埋めにした。40万人だよ!ほんとか。中国は昔から残忍なことを平気でする。南京大虐殺もこのあたりからねつ造したんだろうな。

コメント
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