先日の「プロ講師養成講座」で面白いことをやった。「因果関係分析」といって定性的な問題を分析する手法である。
グループに分かれて行うが、私の班は4名、お互い知り合いだが、会社が違う。手順を以下に記す。
①今回の検討テーマを各会社共通の「人材が育たない」とした。これに関する問題を各人数個、列記する。そして、これをグループとして20個に絞る。
②20個の中から2つずつを取り出して、その2つを比較して、原因か結果か、あるいは両方かに仕訳ける。その際、結びつきの強さに応じて1~3点のウエイトをつける。全ての問題を比較するから20の階乗分の作業が出る。結構キツイ作業だ。
③これが終わったら、原因と結果の各項目の点数を集計する。そして点数の高いものから3つを重点課題とする。
④今回は、原因では、「経営理念が不明確」「経営戦略が不明確」「求める人材像が不明確」で、結果が「引抜が多い」「若年層に転職志向」「教え方・ノウハウが不十分」となった。まずまずの結果である。
この分析手法、案外知られていない。ネットで調べても同様の分析手法は出てこない。しかし、職場の真の問題を絞り込んで対策を打つ場合によい。皆参加して、さらに定量的に点数で出るため納得感が得られやすい。いつかこの手法を使ってみたいもんだ。・・
グループに分かれて行うが、私の班は4名、お互い知り合いだが、会社が違う。手順を以下に記す。
①今回の検討テーマを各会社共通の「人材が育たない」とした。これに関する問題を各人数個、列記する。そして、これをグループとして20個に絞る。
②20個の中から2つずつを取り出して、その2つを比較して、原因か結果か、あるいは両方かに仕訳ける。その際、結びつきの強さに応じて1~3点のウエイトをつける。全ての問題を比較するから20の階乗分の作業が出る。結構キツイ作業だ。
③これが終わったら、原因と結果の各項目の点数を集計する。そして点数の高いものから3つを重点課題とする。
④今回は、原因では、「経営理念が不明確」「経営戦略が不明確」「求める人材像が不明確」で、結果が「引抜が多い」「若年層に転職志向」「教え方・ノウハウが不十分」となった。まずまずの結果である。
この分析手法、案外知られていない。ネットで調べても同様の分析手法は出てこない。しかし、職場の真の問題を絞り込んで対策を打つ場合によい。皆参加して、さらに定量的に点数で出るため納得感が得られやすい。いつかこの手法を使ってみたいもんだ。・・