桂歌丸さんのヒストリー

今日(20日)、NHKが家族のヒストリーとして桂歌丸さんの一族と彼の人生を放映した。先祖が鎌倉時代にさかのぼるというようなことは別として、「笑点」の司会をしている桂歌丸さんのイメージにいっそう近親感を強くした。

私が、できればみたい数少ない番組がこの「笑点」。歌丸さんはこの長寿番組でほとんど最初からでていたのではないだろうか。
今日の番組で、いろいろ自分との共通点を知ることができてますます楽しみの番組になった気持ち。桂さんは昭和11年生まれで私よりも1歳上だが、ほぼ同時代。戦争との関係はこの番組では指摘されていなかったが、父親がいなかった彼にとって、おばあちゃんがいわば恩人であったことが言われていた。私も、父親を失い、母の実家で育てられたのだが、母の母だった祖母からうけた影響は大きかったように思う。

今の70代80代とそれ以上の世代は大なり小なり似た境遇を体験していることは想像に難くない。だからますます成長体験での喜びも悲しみも苦しみも共有できるのかも知れないが。

桂歌丸さんが噺家になったことが、子ども時代からの目標だったといわれていた。大なり小なり私たちの世代は、少年期青年期の影響が大きいのではないかと実感する。それが親か、祖父母か、恩師だちか、その他の出会いだったか、は違うのだが。今、子どもたちを見ていて、こういう人生を決める出会いを体験できる子どもがどのくらいいるのだろうか、と思う。
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