来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
「迷惑だから…」というリクツ
今朝の道新の記事。「視覚障害者を誘導するために公共施設や駅で流す音『盲導鈴(れい)』が、住民の苦情により、音量を絞るなど対応を迫られるケースが各地で相次いでいる。北海道札幌視覚支援学校は今春の開校からほどなく、『ピンポーン』という機械音を鳥の鳴き声に変えた。歩行などに支障は出ていないが、聞き取りづらいという指摘もある。障害者団体は『視覚障害者にとって音は命綱。障害へ理解を深めて』と訴えている」。
このテの苦情は実に多くなってきた。ウチの学校の周辺からも「生徒の声がうるさい」という苦情は夏になると多いから、窓の管理には神経をつかう。
近くの公園でも子どもたちが元気な声で遊ぶと「ウルサイ」との苦情。事情を忖度してガマンするという思想も必要なのではないだろうか。
絆とか人の和とか、人間的な連携とか、いろいろいい言葉が飛び交うのだが、具体的には「迷惑だから…」という論理が常に優先して、何か積極的なことをすることを抑えることになる。
残念ながらウマイことを言っていながら、「しかしそうは言っても…」というのは高齢者なのでは?
子どもは社会の宝、みんなで育てよう、といった趣旨の行動はタテマエはいきているのだろうが、現実にはオレは別、ということになる。世の中なかなか難しい。
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