アメリカの人種差別問題

アメリカでは今なお人種差別にかかわる紛争がおこっている。世界のリーダーと目される(昔だったかな)アメリカで、今まだこの種の論争、争いがあるなんて情けない。トランプ大統領ははっきりと差別問題にけじめをつける方向を明確に示していないようだ。明確な「人種差別は許さない」という姿勢ではない。

世界で、私が言うまでもないのだが、アメリカ独立宣言(1776.7.4)に「すべての人間は平等につくられている」旨明記された。もっともこの時すでに黒人奴隷が50万人はいたというし、この奴隷の解放が重要なテーマではなかったとはいってもこの自由平等が宣言されているのだ。

そして有名なリンカーン大統領の「奴隷解放宣言」(1862.7)は「永遠に奴隷の身から解放され、以後再び奴隷となることはない」と宣言された。

日本ではまだ江戸時代だ。士農工商の身分制度が厳然とあったときである。それから150余年。自由・平等の先輩国家アメリカがまだ奴隷制に始まる人種差別の「伝統」を引きずっているとは驚きだ。

もっとも日本でもこの種の差別思想が根絶されているかと言えばそうでもない。しかしアメリカでニュースにあるような警察官が黒人を手荒くぶったたくといった行為はないのではないだろうか。

アメリカでまた「南北戦争」のやり直しが必要なのでは、と皮肉られていいのかな。
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