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「邯鄲(かんたん)の夢」

昨日、中国で不動産バブルがはじけてヒドイ目に逢っている人たちの話がテレビで報じられていた。
なけなしのカネを不動産業に投資して、これを失った多くの人たちの怒り(「ダマされた!」)や悲しみが、かつての日本でも見られたとコメントされていたが、この報道の舞台が邯鄲という都市だった。

その昔、中国史をケッコー勉強したことがあったのだが、その時に知った「邯鄲の夢」。この邯鄲の夢と不動産バブル崩壊は何の関係もないのだが…。

邯鄲の町で、貧しい青年がウトウトしていたときに、すごく出世し位人臣を極める体験をしたが目が覚めてしまった。ごく短い時間での夢だった、というような話だ。「邯鄲の夢」は、人誰もが見る楽しく切なく、そして空しい夢をいう。

かつて中国の庶民が不動産業に投資して大きなもうけをしようと思ったが、それはまさに「邯鄲の夢」になっていると言うことができるのでは、と感じた話である。

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