和寒町とのさまざまな人間関係

私たちの高校は、周知のように和寒町と10年前から教育提携をしている。具体的には和寒町が高校の設立を認可し、同町で所定の日数のスクーリングを行うことになっており、このスクーリングは子どもたちの人間成長に大きな意味をもっていると痛感している。
種々の体験活動である。体育系のカヌーとか理科的な意義をもつ畑作業に関連したり、冬の行事に関連することなどである。

これらの体験が子どもたちが高校を卒業するときの感想の中で大きな感化を受けていることが記述されていることを知る。ただこの和寒スクーリングで4泊するのは同町にある研修館「楡」なのだが、この管理と食事などを準備してくれていたOさんご夫妻がこの4月から移動になりこれまでのようなふれあいの機会はなくなるということで、昨日「お世話になりました」会をこの楡で行った。

ちょうど私たちの和寒とつながりができた10年前からの期間と同じ時間このお仕事に従事されていたご夫妻だった。
教育の意味は単に教師によるものだけではない。この周辺の方々のお力によるところが大きいことは論を俟たない。もろもろの意味をこめて1泊2日の時間だった。