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「火の玉だ」

最近話題になったワード。例の裏金問題から岸田首相が言う。「国民の信頼回復のため、火の玉となって、自民党の先頭に立ち取り組んでいく」。

私は、何十年も前に聞いて頭にあった言葉を思い出した。
「進め一億火の玉だ」。1941年12月8日から始めた「太平洋戦争」の中で、国民を鼓舞するために使用された言葉だった。

 見たか 知つたか 底力
 こらへこらへた 一億の
 堪忍ぶくろの 緒が切れた

 進め一億 火の玉だ!
 行くぞ一億 どんと 行くぞ!

岸田首相の「火の玉」も、底流する思想・覚悟は同じだろう。自民党は一丸となって「火の玉」のように結束してこの自民危機を脱却しよう、というような意味でいったのだろうか。

それにしても、今この裏金問題、ある種のお笑いのエピソードになりかかっているのではないだろうか。その文脈の中で、「火の玉」が出てきた。「玉」でなく「だるま」だよ、と。まさにお笑いの一席になりかかっている。それだけ政治が食い物にされているのではないか。
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