演劇部の公演

今年で第４回目になる定期公演。札幌市のこども劇場「やまびこ座」で行われた。演目は３年前に行った「寸前家族」というお笑い系の芝居である。総じて３年前よりも楽しかった。
どちらかといえば大人の劇団が夫婦・家族関係のひび割れ状態を笑いのネタにして行うようなものだと思うのだが、中学生と高校生たちが２時間に及ぶ舞台を演じきった。セリフを覚えたものだという感想もあるし、ときどき深刻な場面を笑いながら演じるというチグハグさもあったが、よく演じたものだと思う。

やってるいる生徒たちが楽しそうだったことが第一だろう。寸前というのは崩壊寸前という意味だ。だから家族関係の深刻さがバックにあるのだが、ほとんどそういう背景を知らせるようなものはない。ただただ楽しくお客さんとともに笑い合って過ごすことに狙いがあった。演劇部活動の成果が出ていたという感想である。