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日記 … Kametarou Blog
北海道新幹線の札幌延伸はある? ない?
今、札幌まで新幹線を延長する工事に伴う残土処理でJRや自治体は苦慮している。小樽から札幌までの鉄道はこのほとんどをトンネル内だから、この残土は半端ではない。どこにこの掘り出した土を持っていくのか、この候補地とされる地域の人たちは皆大反対だ。
私は新幹線の札幌延伸については疑問だ。目標では2030年には完了できるようにするということらしい。そしてこれをうけて30年にオリンピック・パラリンピックを札幌にもってきたいという構想があるようだ。
細かいことはわからないが、新幹線の新函館北斗から札幌まで(小樽まわり)の工事予算は約1兆6700億円で北海道全体の負担額は約3000億円だという。この北海道や札幌市を含めた関係自治体の具体的な負担額をはっきりさせるべきではないだろうか。
札幌までの新幹線が完成すると、今東京圏との人間の交流はほとんどが飛行機だが、新幹線を利用する人が多くなると予想される。飛行機はキライ(私もあまり好きでない)、天候の具合で欠航するし、遅れたりすることが多い、だから列車を利用する人が多くなり、JRの赤字は大きく減るだろう、という。
札幌・東京間の航空機の料金と列車の料金の比較はまだはっきりしないが、いうまでもなく航空料金の方がはるかに安いだろう。今、場合によっては往復2万円前後だ。JPで東京を往復しようとしたらその2倍以上にはなるのではないだろうか。
そういったもろもろの事情をみたときに、この線路の延伸工事はありやなしや、かなり微妙ではないだろうか。もちろん交通手段としてあった方がいいに決まっているが、驚くほどカネがかかる、その工事にともなうデメリット(残土処理とかその他いろいろ出てくるのでは、騒音とか)、完成後の利用料金の額の差の大きさによる利用者数、そして人口減という不可避の問題など、を見たときどうなんだろう、と懐疑的になるのだが。
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