小説「石狩平野」をまた読んでみたいと

一昨日の「女帝 小池百合子」の感想に書いたように久しぶりの長編小説に魅せられたことが刺激になったのか、次いでその昔読んだ船山馨の「石狩平野」をまた読み直してみたいと思っている。

永い趣味「読書」暮らしの中でベスト3に入る印象に残る小説がこの「石狩平野」だった。この作者の書いた代表作のもうひとつは「お登勢」。どちらも日本の近代の始まり(明治)から大正・昭和の時代を生き抜く女性の歴史が筋である。

石狩平野は、手宮・札幌間に鉄道ができたその翌年、主人公数えで13歳の鶴代の行動から物語が始まる。この女性が歴史の中で苦しめられ、しかし懸命に生きるそのたくましさと賢さと激烈な体験が展開されていくはずだ。読み終えるまでいつまでかかるか。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 小説「女帝 小... 東京五輪、21... »