空母いずも

海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を改修してアメリカのF35Bという戦闘機の運用も行えるようにしようとしている。この空母は2015年に就役しているのだそうだが、初めから戦闘機を載せることができる改修を想定していたとか。
しかしこの軍艦は、そもそも航空母艦でありながら、こういう名称ではなく「多用途運用母艦」という名称を使っている。これも昨日記した詭弁の一種であり、あきらかな航空母艦であるという。

建造費は約1200億円。改造にまた巨費をかけるのだろう。

朝日によると、空母を運用するためには任務用、整備用、訓練用と3隻の艦船が必要とされているとか。また中国に対抗するためとか。こういうように時には対北朝鮮、時には対中国用、などとにかく軍備拡張を日本政府は続ける。そもそも(朝日によると)この空母導入が日本の防衛にどれほど役立つのか、自衛隊や専門家の間にも疑問の声があるという。

不毛な軍拡のために巨費を想定して誰が一番嬉しい思いをするのだろう。

朝日新聞の論説では、上の社説につづいて「先生の働き方」をとりあげる。日本では中学で6割が、小学校では3割の教員が過労死ラインを超す残業をしている、先進国で際立って大きい。(最近先生になりたいという人が減っているという)。

この問題の解決のためには、やはり教育にカネをかけることを考えるべきだ。空母などに巨費を投ずるよりも前にやることが山のようにある。しかし安倍さんは憲法を改正し、軍国日本第二部を築き上げようとしている。またこれを応援する人がたくさんいる…?

(私は子ども時代「軍国ボーイ」だった。だから軍艦には非常に興味関心があった。雑誌などをみて胸おどらせたことがあったと思い出した)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「ご飯論法」... 司馬遼太郎と... »