「ご飯論法」って?

少し前からマスコミでこの語が言われれている。例えば「朝ご飯を食べましたか」と聞かれて、パンを食べていたのに「ご飯はまだ食べていません」と答えるというようなごまかし論法を言うのだとか。
安倍政権の常套手法で、一種のごまかし、詭弁といっていい論理である。

これに関連する解説が今日(20日)の毎日新聞で特集されている。今日のブログはこれからの示唆によるところが大きい。

安倍政権のごまかし(言い換え、ご飯論法)の例として11項目をあげている。これを紹介しよう。
・ FTA→TAG
・ 移民→外国人材
・ 徴用工→労働者
・ 戦闘→武力衝突
・ ヘリ墜落→不時着
・ 共謀罪→テロ等準備罪
・ 公約違反→新しい判断
・ カジノ→統合型リゾート
・ 武器輸出→防衛装備移転
・ 情報隠し→特定秘密保護
・ 安保法制→平和安全法制

過労死が懸念される法改正を、「働き方改革」や「高度プロフェッショナル」と言い換えたのと同じく、触れられたくない中身を隠すために、上のように言葉をすり替えたりしていると指摘している。

この記事に刺激され、今日の退勤後書店で「ソフィストとは誰か?」という文庫本を買った。遠いギリシャの昔、言い方をごまかしたりして論理をすり替えるプロの「哲学者」たちをソフィスト(「詭弁論者」というような意味で使われる)と呼んだ。
安倍首相のやり方はその昔のギリシャの「哲学者」と軌を一にしているのか、と疑問・興味をもったからだ。しかしほんの少しの読書だければ、言われるほどゴマカシを仕事としていたのではなさそうだが。
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