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危機管理の体制は

東日本大震災の光景をみるにつけ言いようのない悔しさ悲しさもどかしさを感じるのは誰も同じだろう。どうして被災地に必要なものが届けられないのか。集積地には全国各地からの善意が山になっているのに、道路や輸送方法も不透明だし、集まったボランティアのマネージメントもはっきりしない。
行政の仕組みも差はあっても壊滅状態というところも少なくないらしい。

必要なことは指揮系統を早急に確立することではないのだろうか。一種の戦争だろう。戦争にとって
不可欠なことは指揮命令系統。総合的な危機打破の仕組みをつくり出すことや、国民への情報提供など、政府以外にはできない。

いうまでもなく内閣総理大臣をトップとする行政の体制だ。菅さんも「長老」の力を頼んだり、自民党の党首に頭を下げたりしているようだが、やることは自分の周辺とあれこれの「専門家」を糾合して、都道府県市町村に至る仕組みを不十分さがあったとして一刻も早く確立することではないのか。そんなことはわかりきっているだろうしやっているのかも知れないがテレビに映る場面にはそういう仕組みができていないことの問題提起だけだ。

自治体ごとの「疎開」「避難」も問題になっている。受け入れたい自治体もたくさんあるだろうが、やはりそのための費用捻出の難しさがまずハードルになっているに違いない。インフラ整備にしても、この地域の整備にはこの程度の日時がかかる、ということや、原子力問題についてもテレビに登場する専門家などをどんどん活躍する役割をもってもらうとか、そういうことは内閣のトップの指導性によるのではないか。
その上で一般国民に対して、また諸外国に対して要請することを的確に示してもらいたい。日本を防衛する使命を持っていると自他共に任じているアメリカの兵士も放射能を避けるために80キロ以外に逃げている。これで在日米軍の意味があぶり出されつつあるように思う。

今は、ただただ祈るだけという気分である。
そして窓から見る今夜の満月はあまりにも美しい。

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