札幌・福祉フォーラムでの発言

20日、札幌市の上田市長に対する福祉充実を求めるフォーラムがあった(札幌ロイトンホテル)。北大の宮本太郎教授の講演が、今の社会での「幸福感」の特性、そして大震災を契機とするあらたな意識の変化などを想定した非常に教訓的な内容だった。その後、上田さんの問題提起に続いて、福祉に関わっている各分野の人たち7人が発言した。私もその一人だったが、その発言を披露する(制限3分~4分)。
まとめとして上田さんが発言したが、不登校問題を将来への社会的な損失としてとらえたいと補足された。

 不登校の子どもの育ち・学びを支える札幌連絡会 代表として

「連絡会」は札幌市内のフリースクールと親の会など10団体で構成されており、私はその中のフリースクール札幌自由が丘学園に所属しています。

「2011うえだの約束」というマニフェストを、私は大きな感動と共感をもって受け取りました。子どもたちの笑顔があふれ、大人も年寄りもいわゆるハンディキャップをもつ人も大切にされる政治、そこに新しい未来につながる町づくりの根本があることを、高らかに宣言しています。このヒューマニズムとロマンチシズムのマニフェストは、明治以来北海道を築いてきた先人の生き様を見事に継承し顕彰していると考えます。
私たちは、不登校、障がいをもつ子どもたちが大切にされる教育が保障されなければ本当の教育はあり得ないと言ってきました。不登校や発達障がいをもつ、いわばマイノリティにあたる子どもたちの居場所と学びの場をつくり出そうと訴え、できる限りの力で取り組んできました。上田さんは、この私たちの取組と願いを評価し、政治の場面で活かしていこうと宣言しています。

フリースクールというまったくの善意のボランティア的な活動で進めてきた実践を、ぜひ公教育の補完として位置づけて欲しいと思います。一定のレジームをつくることは当然です。社会的にあるいは公的に納得できるレジーム(システム)を、私たちや不登校の子どもをもつ父母、フリースクールに子どもを通わせている父母と、行政と学校関係者がいっしょになってつくっていこうではありませんか。

札幌市1,600人の不登校児童生徒をサポートするシステムを、社会的、公的に納得できる形でつくり出す努力をいっしょにやっていくことを私たちは待ち望んでいます。昨年11月に札幌市長宛に提出した「政策提言書」のポイントは「認定フリースクール制」でした。これは、決してフリースクール自体の救済ではなく、さきほど言ったマイノリティの子どもたちもまた輝けるように、一人ひとりにふさわしい居場所と学びの場を、大人の責任でつくっていこうという趣旨です。

文科省もいっていますが、不登校の子どもたちもいきいきとする学校と教育を実現することは、すべての子どもたちがいきいきとする学校と教育を実現させることになります。これを民間の力を活用していくならば、未来に通じる町づくりになると思います。
上田さんの第三期に期待すること大であります。

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