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レジェンド葛西紀明選手

先日のジャンプ・ラージヒルで銀メダルをとった葛西紀明選手に関連する感想。
当初、彼に関する枕詞(まくらことば)にあたるレジェンドという語がわからなくて辞書を引いた。「伝説」とある。そして葛西選手について分かれば分かるほど、このレジェンドという巻頭語が似つかわしいと思うようになった。

そしてそのレジェンド(伝説)がこれからますますより大きい太線になっていくのではないかと思う。
1992年のアルベールビル大会(フランス)から始まって、7回も連続冬季五輪に出場しているという。
(4年ごとの五輪で今年がどうして7回目か、ヘンだと思ったのだが、92年の次が94年のリレハンメル(ノルウエー)だったことを思い出した。夏と冬の大会を2年ごとにやるために94年で調整したからだ)。

41歳の葛西選手のジャンプ(メダル)にかける夢、情熱、根性、どういう言葉で形容してもできないぐらいの真剣さが伝わる。
不撓不屈とか、この真剣さを表現する言葉も多種多様であろう。それはまたどういう語であっても当てはまる。

彼の21年間というのは、私たちのフリースクールの歴史の20年よりも若干長い。それだけをとってもスゴイと言わざるを得ない。私も、来し方の20年をしみじみと思うことがしばしばあるが、葛西選手はこれよりも長い。どれだけの苦しみや悩みや、そして「絆」で表される人との触れあいが重ねられただろうか。自分の20年間と、まったく異なる世界であっても、重ね合わせて想像しただけでも感動的であり、感慨一入だ。

また次にジャンプの団体戦がある。4人の殿(しんがり)を務めるのも彼だという。古来、戦いでは先頭をゆくよりも殿を務めることの方がはるかに大変だったと言われる。この役をまた立派に果たすことだろう。

葛西選手の出身地は道北の下川町。わが和寒よりも少し北にある町だ。道北の星でもある。北の空に毅然とした位置を占めているのは北斗七星。ソチ五輪で活躍する北海道出身者は何人だろう。

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