10月21日

恥ずかしながら今日10月21日(第3日曜)が「孫の日」であることを初めて知った。何でも1999年にデパート業界の後押しで決まったらしい。孫の日といってもじいちゃんばあちゃんに孫のためにカネを使わせるというミエミエの日である。もっとも調べて見てもなぜ10月の第3日曜日が「孫の日」なのかは分からない。

私など、この日は「ジッテン21国際反戦デー」というように理解していた時期が長い。1943年10月21日、明治神宮外苑で学徒出陣の壮行会が行われた。この日以降、銃をペンに代えて、たくさんの学生たちが戦地に送り出された。東京の女子学生たちが悲しい別れの涙を押し殺して激励したであろう。この壮行の激励演説をしたのは時の首相東条英機だった。1966年以降、この日を「反戦デー」として長い間デモや集会が行われた。ジッテン21(ニーイチ)と言った。

10月21日は「灯りの日」でもあるという。エジソンが1879年のこの日に白熱電球をつくり出すのに成功したのだそうだ。この時に使ったのが日本の京都の竹のスジだったという。

このいわれ因縁の日、わが家では、いっしょに暮らしている孫の誕生日でもある。この日にハピーバースデーの会食をする。生まれて8年間が経った。それだけ自分たちも年をとるのだが、子どもの成長の早さに驚く。ついこの前に産声をあげていたのに、と思うと感慨深い。

ちなみに、孫の日が10月の第3日曜日で、母の日が5月の第2日曜日、父の日もあって6月の第3日曜日なのだそうだ。父の日と母の日はアメリカに由来しているらしい。孫の日は前述のように日本のデパート商戦のあらわれ。
子どもの日は5月5日。これは端午の節句として昔から「男の子」のための祝い日だった。なお女の子のために3月3日の桃の節句がある。
「敬老の日」というのは9月の第3月曜日。これは「子どもの日」と並んで国民の祝日だ。

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