「日本国」考(2)

奈良時代の支配層(天皇とその周辺の貴族たち、中臣の鎌足など)は、天皇制に反旗を翻す蘇我氏などを討つ。いわゆる「大化の改新」だ。645年。 6世紀末からの百年間近い間に、日本国の基本形、すなわち「天皇制」の骨格がつくられた。 聖徳太子が女帝推古天皇の摂政(せっしょう・いわば秘書的役割)、有名な「憲法十七条」の制定、遣隋使派遣、法隆寺建立、天皇によって国家の基礎がつくられたとする歴史書(後の「記紀」 . . . 本文を読む
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