ちょっと前にこのブログでもご紹介した田中泰輔さんの「逃げて勝つ投資の鉄則」(日本経済新聞出版)を読み終わった。平日のみ、1日20分だけ読んで楽しんだ。
とても緻密に書いてある。語り口は30年くらい前から変わらず、独特だ。
アカデミック過ぎることはないし、逆にトレーダーの直感を語ったような根拠薄弱な文章とも違う。
長年市場で活躍してきたストラテジストが書いた実践的な内容だ。
この本は2020年の秋に出ている。
田中さんは今年以降何年かかけて起こりそうなことを、いくつか予測してみせたのだが、早くもこの2月~3月で部分的にではあるがそれらの多くが現実になってしまった。
市場って早いよねえ。だから熱心な読者としては、「では先生、ここからどうしましょ?」と更なる疑問が出て来る。
田中さんの最新YouTubeでもじっくり見ればよいかな。
数日前に収録されたものだ。時間がある方はどうぞ(私はまだチェックしてないけど・・・)。
田中さんによれば、今後も米国を中心に据えて投資せよとのこと。全く同感である。
理由はいろいろあるが、米国はやはり考えやすいのだ。日本や最近の欧州とは異なり、今も米国では金融政策が曲りなりにもなんとか有効である。また金融政策がとてもロジカルで活発であり、経済もそれに反応する。情報も多い。FRB(米国中央銀行)は特に情報を多く発信している。また米国経済にはダイナミズムがあるし。ドル円相場の動きの背景も日本の状況から考えるよりも、米国の状況から考えた方がよくわかる。そのように田中さんは書いている。
一昨日の会議(FOMC)後の記者会見におけるパウエルFRB議長(↓)。彼はインフレ率を適度な水準に押し上げることや、雇用を拡大することを目指している。また雇用については、人種間の失業率の差が拡大していることを気にかけているようだ。中央銀行による金融政策は全体の失業率を改善することには貢献できるだろうが、米国民の様々なグループ間の失業率の差を調整することは難しいと思うが・・・。
この数十年間の代々のFRB議長を振り返ると、変な人はいなかったように思う。パウエル氏もとてもいい。
では田中さんが言うように米国を中心に据えるとして、米国の何を選んで個人は投資すれば良いのか?とそれを考えてしまうね。
【Source: Yahoo FInance、Investing.com】
代表的指数のS&P500がその時点で史上最高値を付け、その後はコロナ禍の深刻化で急落した昨年2月19日時点の上記3つの米国株式指数の水準を100としよう。
その後の動きはこれだけ違い、何を選んでいたかで差は大きく出た。
それでも全部が上昇しているうちはまだいい。今年の2月後半からは相場付きが変わった。指数によりプラスマイナスが逆に出るような日も多くなった。
ハイテク系や新興企業の多いNasdaq総合とクラシカルなダウでは様相が異なり、ご覧のように5週間の通期合計リターン(右端)ではかなりの差が出た。
【Source: Yahoo FInance、Investing.com】
最終日3/19は米国東海岸時間午後3:30あたりで集計してしまっている。
Nasdaq総合はマイナス、ダウはプラスで、両者の差は10%だ。昨年来すごい上昇を記録したNasdaqもこうなるし、一方最近まで不冴えだったダウが、ここ5週間は逆に好成績。
わからないものですねえ。Nasdaqがもっと落ちたらそのETF買うのになぁ・・・と思うのだが、そう思っていると下がってくれないものである(笑)。
話がここから変わる。年齢を重ねた時の生き方としてテリー伊藤さんが良いと思うものを説明している本だ。
昨年7月に出たもので、老後論。シニアなみなさん、読んでみます?
「この期に及んでまだ幸せになりたいか?」と、すごい副題。
明日からこれを読んでみましょう。
テリー伊藤さんの本なのだから、おとなしいシニア生活論ではない。
テリー伊藤さんには悪いが、私はこれを古書で買った。
なにせ1円だったのだ(↓の丸印のところ)。
しかもまったく読まないまま売られたと思われる、キレイな本だ。得した気分。1円で買った本で、何時間か楽しく過ごせる。
テリー伊藤さんは鎌倉に家をお持ちだ。
このYouTube(↓)でも語っている通りである。
七里ガ浜から稲村ガ崎にかけて、彼が散歩する。
このブログにも過去に何度も登場した景色がいっぱい出て来る動画ですよ。
とても緻密に書いてある。語り口は30年くらい前から変わらず、独特だ。
アカデミック過ぎることはないし、逆にトレーダーの直感を語ったような根拠薄弱な文章とも違う。
長年市場で活躍してきたストラテジストが書いた実践的な内容だ。
この本は2020年の秋に出ている。
田中さんは今年以降何年かかけて起こりそうなことを、いくつか予測してみせたのだが、早くもこの2月~3月で部分的にではあるがそれらの多くが現実になってしまった。
市場って早いよねえ。だから熱心な読者としては、「では先生、ここからどうしましょ?」と更なる疑問が出て来る。
田中さんの最新YouTubeでもじっくり見ればよいかな。
数日前に収録されたものだ。時間がある方はどうぞ(私はまだチェックしてないけど・・・)。
田中さんによれば、今後も米国を中心に据えて投資せよとのこと。全く同感である。
理由はいろいろあるが、米国はやはり考えやすいのだ。日本や最近の欧州とは異なり、今も米国では金融政策が曲りなりにもなんとか有効である。また金融政策がとてもロジカルで活発であり、経済もそれに反応する。情報も多い。FRB(米国中央銀行)は特に情報を多く発信している。また米国経済にはダイナミズムがあるし。ドル円相場の動きの背景も日本の状況から考えるよりも、米国の状況から考えた方がよくわかる。そのように田中さんは書いている。
一昨日の会議(FOMC)後の記者会見におけるパウエルFRB議長(↓)。彼はインフレ率を適度な水準に押し上げることや、雇用を拡大することを目指している。また雇用については、人種間の失業率の差が拡大していることを気にかけているようだ。中央銀行による金融政策は全体の失業率を改善することには貢献できるだろうが、米国民の様々なグループ間の失業率の差を調整することは難しいと思うが・・・。
この数十年間の代々のFRB議長を振り返ると、変な人はいなかったように思う。パウエル氏もとてもいい。
では田中さんが言うように米国を中心に据えるとして、米国の何を選んで個人は投資すれば良いのか?とそれを考えてしまうね。
【Source: Yahoo FInance、Investing.com】
代表的指数のS&P500がその時点で史上最高値を付け、その後はコロナ禍の深刻化で急落した昨年2月19日時点の上記3つの米国株式指数の水準を100としよう。
その後の動きはこれだけ違い、何を選んでいたかで差は大きく出た。
それでも全部が上昇しているうちはまだいい。今年の2月後半からは相場付きが変わった。指数によりプラスマイナスが逆に出るような日も多くなった。
ハイテク系や新興企業の多いNasdaq総合とクラシカルなダウでは様相が異なり、ご覧のように5週間の通期合計リターン(右端)ではかなりの差が出た。
【Source: Yahoo FInance、Investing.com】
最終日3/19は米国東海岸時間午後3:30あたりで集計してしまっている。
Nasdaq総合はマイナス、ダウはプラスで、両者の差は10%だ。昨年来すごい上昇を記録したNasdaqもこうなるし、一方最近まで不冴えだったダウが、ここ5週間は逆に好成績。
わからないものですねえ。Nasdaqがもっと落ちたらそのETF買うのになぁ・・・と思うのだが、そう思っていると下がってくれないものである(笑)。
話がここから変わる。年齢を重ねた時の生き方としてテリー伊藤さんが良いと思うものを説明している本だ。
昨年7月に出たもので、老後論。シニアなみなさん、読んでみます?
「この期に及んでまだ幸せになりたいか?」と、すごい副題。
明日からこれを読んでみましょう。
テリー伊藤さんの本なのだから、おとなしいシニア生活論ではない。
テリー伊藤さんには悪いが、私はこれを古書で買った。
なにせ1円だったのだ(↓の丸印のところ)。
しかもまったく読まないまま売られたと思われる、キレイな本だ。得した気分。1円で買った本で、何時間か楽しく過ごせる。
テリー伊藤さんは鎌倉に家をお持ちだ。
このYouTube(↓)でも語っている通りである。
七里ガ浜から稲村ガ崎にかけて、彼が散歩する。
このブログにも過去に何度も登場した景色がいっぱい出て来る動画ですよ。
テリー伊藤さんはそちら方面なんですか? 楽しそうな散歩ですね。いつもおちゃさんが歩くあたりですね。
テリーさんが、動画の冒頭、私の家の近くだと
おっしゃってます。私はご近所でテリーさんを
おみかけしたことは残念ながらないんです。
会ったら、ベンチに座り、缶ビールでも一緒に
のみたいな。楽しそうな人だ。
この田中さんの本は、なかなかいいですよ。
オススメします。私はかなり前からのファンです。
すごくロジカルに書いてありますよ。
ドガディ君と勘違いしていました。
ホントにホントにごめんなさい。
七里ガ浜の散歩道、魅力満載ですね。
脚力も付きそう。
私も紛れもないシニアなみなさんの一人なので
♪七里ガ浜の磯つたい~ でも歌いながら
観光したくなりました。
名前の濁点など、あってもなくてもどうでもいい
ので、どうぞお気になさらずに。綴りは
Doughertyです。その起源はアイルランド人の
姓です。アイルランド移民の子孫の、ある米国人
であって、私もよく知る人が、その姓を名乗って
いました。
その人はカタカナで書くと、「ドガティ」と
発音していたのですが、それが面白い響きだった
ので、我々はそれを我が家に来たワンコ
の名前としました。
動画の散歩道は我が家の近所ばかりです。
平らなのは海辺のすぐのところだけです。
あとは苦労をいとわないのであれば、敢えて
難しいコースを選ぶことで、上がって
下がってをいくらでも楽しめますよ。
テリーさんの動画は楽しい。自分の見知ったところばかりが出てきますな。一部の道は昨日も歩いたばかりだ。
田中さんの最新刊は一度読んでみてください。
読めばわかるように、論点を繰り返して書いて
あります。若い時からとてもしっかりと調査して
書く人です。
テリーさんを見かけたことがないです。
似たようなところを私もいつも歩いているのに
なあ。
私は入国以来既に4か所目のホテルになっています。国内で移動してどうなるものでもないのですが。
おーー、生きておられて良かった。
急に撃たれたりするらしいので、くれぐれも
安全なところにいてください。どこにいようが
様々なリスクがありますが、そちらは特に
リスクが強烈です。
テレビで見るだけですが、怖いです。
issy familyさんはずっとホテルに缶詰ですか?
田中泰輔さんの最新のお話はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=bsFrAzVjRas
ご関心あればぜひご視聴ください。