岩本の代打逆転２ランでシ―ソーゲームを制する

広島 020 003 010 6
DeNA 100 120 000 4
勝利投手：バリントン6勝9敗
敗戦投手：コーコラン1勝3敗
セーブ：ミコライオ2勝4敗18S
本塁打：[広島]岩本4号、松山8号

　バリントンは初回に１死２塁からモーガンに適時打を浴びて先制点を奪われましたが、直後の２回にコーコランから四死球などで１死２，３塁のチャンスを貰うと、バリントンが自ら２点適時打を放って逆転に成功しました。ところが、打線はコーコランに対して、毎回走者を出しながらも追加点を奪えず、４回には１死３塁で石原がスクイズの構えからバットを引きながら、３塁走者の梵が飛び出すというミスが出て無得点に終わりました。
　
　これでバリントンのリズムが乱れたのか、その裏に１死１，３塁から荒波に犠飛を打たれて同点とされると、続く５回には１死１，２塁から山崎の適時２塁打と内野ゴロの間に２点を勝ち越されてしまいました。
　しかし打線がようやく奮起して、６回に１死１塁から堂林の適時２塁打で１点差とし、２死後に代打岩本の２点本塁打で逆転に成功しました。更に８回には松山の本塁打でリードを２点に広げました。

　６回からは永川勝が２回を無安打に抑え、８回を今村が三者凡退に抑えました。そして９回は今日１軍復帰したミコライオが１安打無失点に抑えて、継投が見事に決まってDeNAに連勝しました。


　点を取られたら取り返す苦しい試合でしたが、終盤に中継ぎ陣が好リリーフで試合を締めました。特に光ったのは永川勝でしょう。逆転した直後に登板して、２回を打者６人に抑えて、３奪三振と完璧な投球で、DeNA打線を抑えると同時に、荒れた試合展開を落ち着かせました。この好投が８回の松山の本塁打に繋がり、貴重な追加点となりました。
　ミコライオが不在時には、守護神としてマウンドに上がるも、２度リリーフに失敗して心配されましたが、今日の投球であれば大丈夫でしょう。
　永川勝の好投で刺激を受けたのか、今村も１回を２奪三振でパーフェクトに抑えました。
　今日のように継投が決まれば、これからシーズン終盤に向けて心強い存在になります。永川勝と今村にとって復調のきっかけになってほしいですね。


　今日も序盤は拙攻でした。４回までにコーコランに５安打を浴びせて３個の四死球を貰い、毎回得点圏に走者を送りましたが、バリントンの適時打による２得点のみでした。
　４回にはミスによるスクイズ失敗の直後に追いつかれる最悪の展開でした。DeNAが調子の良くないコーコランを続投させたことで、逆転できましたが、負けていてもおかしくない試合でした。これからは１つのミスが命取りになるので、同じミスを繰り返さないようにしてほしいですね。