あとひと押しできず最下位転落

中日 110 010 020 5
広島 000 011 010 3
勝利投手：ブラッドリー2勝1敗
セーブ：岩瀬9S
敗戦投手：バリントン2勝3敗

　バリントンは初回に自らの失策と安打で１死１，３塁とされると、２死後に和田に適時打を浴びて先制点を奪われてしまいました。続く２回には２死から投手のブラッドリーに２塁打を打たれると荒木に適時打を打たれて追加点を与えてしまいました。
　５回には無死１塁から投前犠打を悪送球してしまい、痛い３点目を失ってしまいました。

　打線はブラッドリーの前に４回まで１安打に抑えられていましたが、５回に無死１，２塁として堂林に適時２塁打で１点を返しました。更に無死２，３塁のチャンスでしたが、石原、代打松山、菊池が倒れて１点どまりでした。
　それでも６回に無死１塁から岩本の適時２塁打で１点を挙げて、続く廣瀬の安打で無死１，３塁の同点機を作りながら、ルイス、代打小窪、堂林が抑えられてしまい、またしても１点どまりでした。
　
　６回と７回は２番手今井が無安打に抑えて、流れが変わったかと思われましたが、８回１死から登板した４番手今村がルナ、和田、平田に３連続長打を浴びて痛恨の２点を失ってしまいました。

　それでも粘る打線は、８回に２安打と四球で無死満塁の大チャンスを作りましたが、ここも堂林の犠飛による１点止まりで、後続が続きませんでした。
　９回は岩瀬に三者凡退に抑えられて中日に連敗し、最下位に転落しました。


　バリントンは制球が安定しない中で良く抑えたと思いますが、３失点の内２失点は自らの２失策によるもので、もう１失点は投手に打たれたことが原因であることを考えれば、全て防げた失点だったと思います。
　失策は仕方ない部分がありますが、２回のブラッドリーに打たれた２塁打が悔やまれます。ここは確実に３人で終わらせてほしかったですね。
　

　打線が上手く繋がりません。得点後にもうひと押しできず、見ていてイライラが募る攻撃でした。４回まではブラッドリーを捕えられませんでしたが、５回に繋がり反撃を開始しました。しかし、１イニングに１得点しかできず、得点後のチャンスでは凡退を繰り返してしまいました。
　５回、６回、８回とも犠飛でも、もう追加点が入る状況ながら、それさえ出ずに追い上げムードが萎んでしまいました。先カードまでは、チャンスであと１本が出ずに無得点に終わっていたことを考えれば、マシになっていますが…。
　得点できない訳ではないので、何かきっかけを掴めば畳み掛ける攻撃ができるようになると思います。そのきっかけを早く見つけてほしいですね。

　明日は交流戦前最後の試合です。このままの状態で交流戦に突入するのは嫌なので、明日こそはすっきりと勝って、来週からの交流戦に臨みたいですね。