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マエケン復帰登板で3勝目

2013年05月01日 21時25分10秒 | 試合結果
広島 004 000 001 5
阪神 000 000 000 0
勝利投手:前田健3勝
敗戦投手:榎田2勝3敗
本塁打:[広島]石原1号

 前田健の復帰登板は、万全の状態ではなく不安がありましたが、持てる力を出し切って阪神打線を封じました。
 立ち上がりは不安があったからか、変化球を駆使して打者のタイミングを外すなど慎重かつ丁寧な投球でした。2回に2死から新井良に2塁打を打たれてピンチを背負いましたが、日高を一ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました。
 
 エースを早く援護したい打線は、3回に2死1,3塁として、丸と梵が連続四球を選んで1点を先制、更に廣瀬が走者一掃の3点2塁打を放って、この回4点を先制しました。

 この援護で楽になった前田健は、徐々に状態が上がっていき、阪神打線に付け入る隙を全く与えず、3回から7回までを散発2安打に抑えて、2塁さえも踏ませない素晴らしい投球でした。

 前田健のためにも追加点が欲しいところでしたが、6回の1死1,2塁では堂林と栗原が凡退、8回1死1,3塁では1塁走者の代走赤松が牽制死でチャンスを潰してしまい、得点を挙げることができませんでした。
 しかし、9回に2死から石原が玉置から右翼ポール直撃のソロ本塁打を放って、待望の追加点を挙げて、試合を決定づけました。

 8回からは今村が登板して三者凡退に抑えると、9回はミコライオが無失点に抑え、阪神打線を零封して、阪神に快勝しました。


 前田健は、右腕上腕の張りで登録を抹消され、その間は十分な調整が行えていませんでしたが、最短の10日間で復帰して、素晴らしい投球を披露しました。
 立ち上がりは制球を意識して投げていたように感じられ不安がありましたが、変化球中心の組み立てで、阪神打線に的を絞らせませんでした。
 唯一のピンチだった2回2死2塁では、直球で日高を詰まらせて一ゴロに打ち取ると、その後は全く危なげない投球でした。
 立ち上がり不安定な時は投球術で抑えて、試合の中で徐々に感覚を掴んで状態を上げて本来の投球を取り戻すことができる前田健の修正力は本当に凄いです。
 後は明日以降に右腕に違和感が出なければ、エースの完全復活ですね。

 打線も3回に廣瀬が3点2塁打を放って一気に4得点を挙げました。この廣瀬の一打は大きかったですね。1点で終わるのと4点入るのでは大きな違いです。この4得点により前田健も楽になったはずです。
 リリーフも前田健の後は、今村とミコライオがしっかりと抑えました。エースが抑え、4番が打ち、リリーフが抑えるという完ぺきな勝ち方でした。
 5月最初の試合を素晴らしい勝利で飾れたので、これで波に乗って5月反攻といきたいですね。
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