梵が2度目の交渉で契約更改

　梵が2度目の契約更改交渉に臨み、前回と同じ800万円増の年俸7,000万円でサインしました。11月28日の交渉では、下交渉で合意していながらも、交渉では一転して希望額と開きが出て保留としましたが、今回は納得してスッキリとサインしたようです。

　前回の交渉後の会見では、梵は更なる増額を希望し、球団は下交渉で合意していることから増額は厳しいとの見解を示していたため、交渉の長期化が予想されましたが、2回目の交渉であっさりと更改しました。

　梵はオフに右ひざの手術していることから、痛みに耐えて1年間戦ったことへ球団が評価してほしいという思いが、リハビリを行う中で強くなり、納得がいかなくなったのでしょうね。
　確かに同じ日に更改した丸と増額があまり変わらなかったということで、梵の主張も分からなくもないと思いました。球団もその点を考慮して、多少の上積みを行うものと思っていましたが、こちらも予想外に上積み無しでした。
　球団としては、結果を基に査定を行っているため、気持ちの面での上積みはしないということでしょうね。それはそれで筋が通っていますし、他の選手への示しもつきます。

　今回は、前回交渉から梵が頭をリセットして再考したことで、前回提示額でスッキリとサインしたので良かったですが、一歩間違えると交渉がこじれて、選手と球団の間にしこりを残しかねません。
　カープの契約更改は、毎年ほぼ波乱がないのであまり気にしていませんでしたが、契約更改交渉はこじれると怖いものですね。