i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

Sashimi tet nhat ban

2014-12-31 16:39:16 | Danang sushi bar 日記
日本は今日大晦日で新年を待つ特別な日です。では海外に住んでいる日本人はどうでしょう。実は日本に居たときより大晦日とお正月に拘りたくなるのです。おせち料理や年越しそば・・・。

そこでベトナム嫁に連絡しました。「Sashimi tet nhat ban(日本のお正月の刺身料理)の予約を取れるよう頑張れ!」と。

ここが外国人とのコミニュケーションの難しいところで、ベトナム人には営業的な動きは馴染みがないというか、理解できないというか・・・。

そこで具体的に「○○の所にメニューチラシを置いてきてね」と指示しました。

でも多分行かないだろうなぁ・・・。

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経産省の数字

2014-12-31 15:54:25 | 大間原発の中間貯蔵化
12/29BLOGOSで河野太郎氏が言っておりました。

-あり得ない数字-

電力会社による事実上の再生可能エネルギーの買取拒否を受けて、経産省が対応策なるものを出してきた。

この対応策そのものがいい加減で話にならないのだが、対応策の前提として、経産省と電力会社が出してきた「再生可能エネルギーの受け入れ量」なる概念がめちゃくちゃだ。

少なくとも再生可能エネルギーの導入が進んでいるヨーロッパや北米で、人工的な「受け入れ可能量」なる考え方はない。

ヨーロッパや北米では自然エネルギーによる優先的な給電が行われる。そして、もちろん、再生可能エネルギーの導入が進んでいるので供給が需要を追い越せば、出力抑制はおこなわれる。

しかし、365日24時間のなかで出力抑制が行われた時間の割合は、スペインで0.46%(2010年)、イタリア1.24%(2012年)、イギリス1.6%(2013年)にすぎない。

ヨーロッパは相互につながっているから融通しあえるのだという人もいるが、スペイン、イタリア、フランスの発電量の合計が日本全体と同じぐらいの大きさであることを考えると、日本の電力各社も相互に相当融通しあえることになる。

自民党のエネルギー政策議連でイギリスから招いた専門家は、ヨーロッパよりも再生可能エネルギーの導入が遅れている日本で、物理的な受け入れの制約は起きるはずがなく、受け入れに問題が起きるのは制度からくるものだと論理的に説明していた。

今回の受け入れ量は、「ベースロード」と称する原発や地熱をフルに利用し、その残りに「ベースロードではない」再生可能エネルギーを受け入れ、差分を火力発電で調整するという前提で、再生可能エネルギーを受け入れることができる量だという。

そのベースロードである原発は、老朽原発を含め全ての原発を最大限に稼働させるという前提だ。

自民党の公約である「原発依存度を可能な限り低減させる」とそもそも考え方が食い違っている。

しかも2021年度までは完成しない大間原発や再稼働は難しい日本原電の東海第二まで計算に算入されている。東北電力は、東京電力の柏崎刈羽の電力まで算入している。

それでいて、電力会社間の連系線の利用は無視されている。

太陽光や風力の発電量は、過去の実績値でも何でもない想定出力を使い、過大に想定されている。

やはり電力改革をきっちりと推し進めなければ。自民党のエネルギー資源調査会やその傘下の再生可能エネルギー小委員会の幹部会でもこのままの受け入れはできないという結論に達している。

年明けに、きっちりと自民党案が議論されることになる。

-引用終わり-

ここで注意なのは「2021年までは完成しない大間原発まで算入している」という下りです。再生エネ受け入れを制限するために稼働前提の試算を国がしている、ということです。

住民の命や生活や財産を脅かすリスクが無ければ多少の事には目を瞑りますが・・・。今、この政府の考え方はちょっと危ういと思うのは私だけでしょうか。

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ベトナム2014年GDP+5.98%

2014-12-30 21:25:23 | ベトナム滞在記
12/29HOTNAMで伝えておりました。

-ベトナムの2014年GDP成長率5.98%、過去3年で最高-

 統計総局は12月27日、2014年の経済社会指標を公表した。

 2014年の全国のGDP成長率は5.98%で、この3年で最高(2013年5.42%、2012年5.25%)。

 2014年に解散、活動を停止した企業は6万7,800社を数えるが、企業登録歴のある80万社のうち、2014年12月31日時点で活動している企業は推計40万1,224社で、「企業の生存率は60%近く、各国と比べかなり高い」と統計総局Nguyen Bich Lam局長は言う。

-引用終わり-

日本は-1.7%に下がり消費増税を延期した訳ですが、ベトナムは余裕で年間+5.98%です。

今日、散髪に行ったら例のオヤジさんが聞いてきました。

「正月はこっち? ベトナムからいつ帰ってきたの?」・・・「ちょっと前です。ベトナム正月は旧暦で2月ですよ」(おっ、興味津々だ)

「ベトナムはいま暑いの?」・・・「雨季で一番寒いけど20℃ちょっと切るくらい」(気候から来たか。外は雪だし)

「海で衝突して中国とは良くないんでしょ?」・・・「ダメですね。資源があると分かって中国が急に来たんですよ」

「中国人は何でも日本のコピーしたのを特許出したりズルいよね」・・・「日本の色々な技術は本当に海外で役に立っていると思いますよ。新幹線も日本に応援してほしいとベトナムは思っていますよ」

「古い新幹線をあげたら良いのにね」・・・「ジャカルタなんかは東京の中古電車が走っていますよ」(良いとこ付いた)

「ベトナムの人はどのくらい?」・・・「9千万人で年100万人増えていて仙台が毎年1個出来ている感じ」

「ふ~ん、飛行機いくら位かかるの?」・・・「今回は往復55,390円。お盆時期は10万くらいになりますよ」(あれ、行く気マンマン?)

「日本の会社も出て行ってるの?日本の銀行なんかもあるの?」・・・「日本の会社は多くなってきているし、青銀・みち銀も向こうの銀行と協定結んでいますよ。青森市の食品会社なんかはホーチミンにレストランを10店舗くらいまで増やしたし、むつ市の介護福祉会社も人材を応援中ですよ」(えっ、何か商売する気?)

「ふ~ん、もっと若くてお金があったら行ってみたいなぁ・・・」・・・「えっ、観光じゃなくて・・・」 

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ゲーム「シモキタリズム」

2014-12-29 23:00:43 | しもきた
12/29東奥日報WEBで伝えておりました。

-学生考案ゲームをホテルに展示-

 津軽半島と下北半島を腕や拳とし、青森県がリズムに乗って北海道産品をパンチするなど攻撃、道の面積を小さくするユニークなアーケードゲーム「アオモリズム」が27日、三沢市の星野リゾート青森屋に展示された。本館「じゃわめぐ広場」に来年3月まで展示、無料でプレーできる。

-引用終わり-

この学生の発想がGoodですね。これに乗じて原発半島を逆手に取った「シモキタリズム」なんかを素早く作ったりすれば、多分ヤフー記事に取り上げられますね。

内容は、むつ市民歌の「むつの風に吹かれて~」が「原発のヤマセに吹かれて~」で避難し切れるかどうか、というブラックイメージです。ヤマセの放射能拡散シミュレーションは取りあえず想定で止むを得ませんが・・・。下北に足りない主体性を「シモキタリズム」とモジりました。

多分、何処かでストップが掛かるでしょうが・・・。

注)市民歌そのものは好きです。

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ベトナム観光、地球の歩き方で8位

2014-12-29 15:44:12 | ベトナム滞在記
12/29ベトジョーで伝えておりました。

-冬の海外旅行人気ランキング、ベトナムが8位-

 海外旅行の最新観光情報サイト「地球の歩き方」がこのほど、「この冬はココに行く!海外旅行人気ランキング」を発表した。同ランキングでベトナムが8位にランクインした。

 同ランキングは、地球の歩き方で11月6日から27日まで「この冬はどこに行きますか?」をテーマに冬の旅行先についてアンケート調査を行い、1112件の回答をランク付けしたもの。

 1位は断トツで人気の台湾。続いて2位がハワイ、3位がタイという結果になった。8位にランクインしたベトナムは、「世界遺産、古都の散策、遺跡見学」や「グルメ」、「のんびり過ごす」などを目的として旅行先に選ぶ人が多かった。人気のホーチミン市やハノイ市、ハロン湾(東北部クアンニン省)などに加えて、7月に成田~ダナン直行便の運航開始により、世界遺産のフエ(北中部トゥアティエン・フエ省)やホイアン(南中部沿岸地方クアンナム省)といった中部各地に注目が集まっている。なお、その他の順位は下記の通り。

◇1位:台湾
◇2位:ハワイ
◇3位:タイ
◇4位:韓国
◇5位:イタリア
◇6位:ドイツ
◇7位:フランス
◇8位:ベトナム
◇9位:アメリカ西海岸
◇10位:北欧(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)
◇11位:スペイン
◇12位:オーストラリア
◇13位:グアム
◇14位:イギリス
◇14位:シンガポール
◇16位:香港、マカオ
◇17位:フィリピン
◇18位:マレーシア、ブルネイ
◇19位:カンボジア
◇20位:ベルギー

-引用終わり-

多分、2015年からベトナムのダナンの人気は急上昇することでしょう。ダナンは上記の「世界遺産/古都・遺跡」「グルメ」「のんびり過ごす」のどの目的でも満足できます。あ、それと「ゴルフ」も大丈夫ですよ。

私はダナンから帰国したばかりですが、雪でマイナス気温の青森に比べ、ダナンは今一番寒い雨季でさえ下がって16℃くらいです。今日も親戚に聞かれましたが、今回青森⇔ダナンで55,390円でした。ホテルは3,000円くらいでも十分あります。ただ、お盆シーズンなどは飛行機代は高くなりますよ。

この時期にベトナムから青森観光に来てもらい「毎日雪かき三昧ツアー」というのが結構面白いと思います。雪かきボランティア参加の場合、何か優遇する制度などあれば良いのにと思いますね。

今の時期、リンゴの雪室体験や温泉体験、ホタテ、ホヤ、タラ、マグロもイケますね。


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青森車いすプロジェクトに協力希望

2014-12-29 14:28:35 | あおもり
12/29東奥日報WEBで伝えておりました。

-車いす、本県から海外へ寄付-

札幌市のNPOと協力して、使われなくなった車いすを母国・ベトナムへ運んで寄贈する活動を行っている青森中央学院大学講師のグェン・チ・ギアさん(32)が活動を拡大し、県内のボランティアとともに「青森車いすプロジェクト」をスタートさせた。

車いすを県内にストックし、青森空港発の大韓航空などでベトナムなど発展途上国に車いすを送る計画。青森空港発の第1弾として28日、弘前市のボランティアが車いす2台を携え同空港を出発。韓国・仁川(インチョン)空港経由でベトナム・ホーチミンへ向かった。

-引用終わり-

私も年4回くらいベトナムに行くので「青森車いすプロジェクト」への協力を申し出てみたいと思います。例えダナンにボランティアの組織が無くとも多分処理は大丈夫でしょう。

一つ提案ですが、これから増えるであろう青森県内の視察団にも協力仰げるように情報ネットを張り巡らせておくと効率が上がるでしょう。また、名刺にシールやメール文の後に「青森車いすプロジェクト実施中」とPRすると広がると思いますね。

偶然、ギア先生はむつ市連携協定の時に知り合っています。日本語がとても流暢で丁寧なんですよ。

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苗プレゼントの変化形

2014-12-29 00:50:06 | Danang sushi bar 日記
ベトナム人の多くは家庭菜園で野菜を育てることに殆ど興味が無く、苗をプレゼントしても喜ばないというのが分かりました。残念ですが企画第八弾の「トマト苗プレゼント」は失敗です。多分暑すぎて上手く育たないのだと思います。ダラットなどの涼しい高原で野菜が盛んなのはそのためですね。

そこでこのまま引き下がってはあまりにも無念なので「予約付きラディッシュプレゼント」という変化形を考えました。これは「当店で育てるので収穫出来たら食べていいですよ」というものです。予約の名前を書いてもらって30~40日後にサラダで食べられるという権利です。

「ここに予約の名前を書いて!」というボードを見て、このシステムに興味を示すお客さんも居ます。

ラディッシュにしたのは1か月ちょっとで収穫できる野菜だからです。種を蒔くと次の日には芽を出してくれます。つまり、雨季が終わり暑くなってくる2月までに勝負できると睨んだわけです。もちろん、予約の1か月後には再度来店する動機が生まれますので、上手く行けばリピーターのお客さんに発展してくれるかも知れません。

係りの従業員が水遣りを忘れないように祈るばかりです。思惑通りに行くかどうか・・・。

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国の具体的な主張に注目

2014-12-27 19:23:16 | 大間原発の中間貯蔵化
12/26河北新報WEBで伝えておりました。

-大間原発建設差し止め訴訟 安全性実質審理へ-

 北海道函館市が青森県大間町の電源開発(Jパワー)大間原発の建設差し止めを求めた訴訟の第3回口頭弁論が25日、東京地裁であった。増田稔裁判長は、原告適格や訴訟で争うべき法律関係の存否(争訟性)の判断を先送りし、原発の安全性に関する実質審理に入る意向を示した。

 地裁は来年3月19日の次回期日に実質審理入りを正式に決める見通し。自治体が原告の原発訴訟は過去に例がなく、被告の国とJパワーは函館市に原告適格がなく、市が主張する「自治体の存立維持権」も争訟性がないとして、実質審理前の訴えの却下を求めていた。

 増田裁判長は審理入りを念頭に、国に対し、これまで保留していた市の請求に対する認否と具体的な主張を準備するよう求めた。市には原告適格や争訟性に関する主張の補充を指示した。市は複数の行政法専門家の意見書を提出する方針。市の河合弘之弁護団長は「(訴えを却下する)『門前払い』の可能性は低くなったと思う」と話した。

 市は原子炉設置許可の無効確認や建設差し止めなどを求めている。大間原発はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を、世界で初めて全炉心で用いる改良型沸騰水型炉。Jパワーは16日、建設中の原発で初となる新規制基準適合性審査を原子力規制委員会に申請した。

-引用終わり-

いよいよ大間原発差し止め訴訟も審議に入りそうです。来年3月19日が待ち遠しいですね。しかし、選挙後16日に大間原発は審査申請、裁判口頭弁論も25日です。上手く選挙争点にならないように組み立てられている感じが否めませんね。

大間原発のもう一つの争点として最近注目されているのが「Mox再処理工場の設置」です。現在、当てもなければ計画もありません。使用済み核の最終処分場の問題と同じで、受け入れ先が無ければ危険なまま原発立地用地に保管され続けるのでしょうね。

2018年の日米原子力協定期限が迫っていますが、私はそろそろトイレの我慢の限界を別腹で緩和する「中間貯蔵施設の増設」を行う必要を感じています。もちろん私の案は受け入れ可能そうな大間原発の中間貯蔵への変更です。

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風向きで避難先を選定するシステム

2014-12-26 09:36:58 | 大間原発の中間貯蔵化
12/25東奥日報WEBで伝えておりました。

-原発「当分活用しかない」 来年5月に大規模防災訓練-

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は25日の共同通信とのインタビューで、九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の再稼働に関連し「将来的には原発への依存度を最低限に下げるべきだが、当分は活用するしかない」とし、電力供給の確保から再稼働は必要との考えを強調した。

 伊藤知事は、入院患者ら要援護者の避難などを含めた全ての防災計画が来年3月までにまとまる見通しを表明。国と川内原発の30キロ圏の9市町が参加する大規模な原子力防災訓練を来年5月に実施する方針を明らかにした。飛散する放射性物質を避けるため、風向きに応じて避難先を選定するシステムを初めて導入し、訓練でも活用する。

-引用終わり-

この記事の最後の「風向きに応じて避難先を選定するシステム」というのが重要です。下北半島は海に囲まれてドン詰まりな地区ですが、この地域特有のヤマセ(東風)が吹けば逃げ場が有りません。

大間から函館に渡る避難方法も選択肢の一つに加えないと避難計画は成り立たないでしょう。

それとヤマセの時の拡散シミュレーションが曖昧なままです。キチンと公表すべきだと思うのですが・・・。

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口コミに対抗してみた

2014-12-24 20:21:15 | Danang sushi bar 日記
ダナンスシバーの企画第十弾「折鶴は日本人の心」の補足です。

箸袋に折鶴を貼り付けましたが、お客様のウケは悪くありませんでした。何より従業員たちが率先して鶴を折ってくれます。

さて、以前口コミの事を書きましたが、店の評価をネットにコメント載せる方は概ね最初からそのつもりで来店されます。つまり、店内やメニューの写真をいきなり撮り出すので直ぐに分かります。

以前から注意深く観察しているのですが、ネットへの初投稿がごく最近であったり、投稿日が近くに偏っているなどが気が付きます。最近は色々なお店の投稿内容を比較したりして参考にさせて頂いております。

そこで私は純粋に食事に来たお客様に直接その場で評価して頂こう、と箸袋の裏に点数評価のアンケートシールを貼りました。「価格」「空間」「立地」「品質」「サービス」の5項目です。

結果は今後に期待です。

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東北電力で果たして大丈夫か

2014-12-23 18:00:16 | 大間原発の中間貯蔵化
これは私が言っているのではありません。メディアは何処も言わないので12/22有識者会合の資料から引用してみます。参考資料に以下のような下りがあります。

-補遺-

有識者会合の任務は純粋に科学ベースで原発敷地内活断層の活動度評価を行うことであると理解している.学術雑誌等に投稿された論文はeditorial board に回され,editor の主導の下に複数のreviewers は,①成果に新奇性があること,②データの量と質が十分であること,③事実と解釈が明確に区別されていて,④論理展開が健全であること等の基準に従ってpeer review する.Review の結果に応じてaccept, minor revision, major revision,reject などと判定され,査読の途中でwithdraw になることもある.電気事業者から提出される報告書・資料は学術論文ではないので,①の成果の新奇性は問われない.その反面安全性に関わることなので,②以下の要件は十分に満たされなければならない.以上のような基準に基づき,東通原発に関してこれまで東北電力から提出された報告書・資料をpeerreview すれば,判定はwithdraw である.

第7回会合に提出された報告書・資料に関して逐一コメントの下書きをしたことがあるが,それは200 か所を下らなかった.このような状態は毎回の会合に提出される報告書・資料でも基本的に変わらない.それら不十分な点は以下のように類型化できよう.

1. データはあっても正当な方法で解析されていない.そのために事実が見えない.キーとなるデータが無いままであることもある.
2. 根拠が薄弱でlogic が粗雑な解釈が大変多い.それに気が付いていないのか,そのような解釈の屋上屋を重ねてしまっている.明らかに勉強不足・科学の基礎力不足を否めない.
3. 会合で指摘されたことが十分理解されていないためなのか,それらが次の会合のステップとならず,進展を妨げている.最近の報告書には「議論のポイント」一覧があるが,「説明済み」とされている項目の多くに関して,有識者側は納得できる回答を得たとは認識していないだろう.
4. Presentation が極めて悪い.図の数が多い割合には,説明が不十分であり,内容が整理されていない.
以下に主要な個々の事例に関して,簡単に述べる.-以下略-

-引用終わり-

これは原子力規制委員会HPの有識者会合資料の中にありますので、興味ある方はご覧ください。最後の個々の事例に関しての所はシロウトでも読めばハッキリと分かりますよ。

ここからが私の意見ですが、原発実績のある東北電でさえこのような状態なのですから、原発経験すら無い大間原発の事業者はフルMoxの安全性を本当に本当に説明し切れるのでしょうか。

何度も出てきて恐縮ですが、私は大間原発に関しては早く見切りを付けて中間貯蔵施設に変更してもらいたいと思っています。

住民の命と生活と財産を守るべき関係自治体はしっかりと原発事業者の対応を見て判断して頂きたいと願います。少なくとも規制委HPの議事録と動画は見て下さい。

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忘れていた頃に、県政提案コメント

2014-12-22 19:26:14 | 津軽海峡の海流発電
本日、忘れていた頃にメールが届きました。多分、県のHPでも公表されると思いますので転記してみます。担当部署などは省略しました。

-以下原文-

 時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
 一昨年度、「県政・わたしの提案」としてお寄せいただき、回答を差し上げておりましたご提案につきましては、さらに検討しており、現時点におけるその後の取組状況は下記のとおりとなっていますので、お知らせいたします。
 今後とも、県政の推進にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  平成26年12月22日

                      記

<提案内容>
 先の新聞に「潮流」「波力」「風力」による海洋発電実証実験候補地のニュースがあった。
 九州で実証中の風レンズ風車のような八角形のフレームを固定する支柱を作り、その支柱にマグロの形をしたプロペラを取り付けたハイブリッド型海洋発電の実証実験を行ったら良いのではないか。また、九州とタイアップして開発を急いだらどうかと思う。
 青森は自然条件が良いことから、季節により大間町→旧脇野沢村→横浜町と航行移動できる実験体が良いと思う。また、フレームの中央にはホタテやナマコの養殖網を兼用させ、漁協の共同参画を図ってみてはどうか。

<その後の取組状況(平成26年11月末現在)>    
 昨年度は、津軽半島北部の龍飛岬沖で流速の実測調査を行ったものの、地元漁業者から音や振動等による漁への影響についての懸念の声があったことから、平成26年2月の国の実証フィールド公募への申請は見送ったところです。
 今後は、潮流発電システムの研究に取り組む弘前大学と連携し、漁業協調型による海洋エネルギーの実証研究・利用拡大に向けた取組を、引き続き地域の漁業関係者の理解と協力を得ながら進めていきます。

-引用終わり-

実証フィールド公募は見送ったままですね。こんな些細な魚への懸念を示すなら原発にもっと反対したら良いと思うのは私だけでしょうか。大間原発なんか温水が毎秒90tも垂れ流しされるのですよ。

私は正直に言うと「海は誰のもの?」と言いたくなります。ま、地熱もそうですが・・・。もっと日本のエネルギーを救うかも知れない実証事業には協力してほしいと思いますね。

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企画第十弾は「折鶴は日本人の心」

2014-12-22 00:40:24 | Danang sushi bar 日記
実行できていない企画も多々ありますが、企画第十弾は「折鶴は日本人の心」です。

ひと言で言いますと「箸袋と折鶴の妙」というコンセプトです。単に貼り付けただけですが、なかなか良いです。「おもてなし」の気持ちが伝わるような気がします。

これを採用してからローカルのお客さんが箸袋を床に捨てたり、破ったりしなくなりました。

さっそく本日、従業員たちに折り方をレクチャーしました。

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ベトナムのパーティのあと

2014-12-21 21:51:19 | ベトナム滞在記
先日ベトナム嫁の誕生日パーティがあり、かなり盛り上がりました。海外では誕生日というのは結構重要なイベントです。

以前このブログでもインドネシアのメダンのプロジェクトに行っていた時の話をご紹介しました。

今回メンバーは若者が多かったこともありますが、支払う私としてはもっと散らかさずに食べてほしいものです。

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私の無責任なアウガ改革案

2014-12-21 21:30:19 | 青森市庁舎とアウガ問題
気になっていたアウガについて最後のコメントをしてみます。

私は過去に結構な数の駅前広場を計画してきました。商業施設そのものの経験はありませんが、部外者の勝手な意見をお許し下さい。

1.アウガの採算性重視の意思があるのか
 当事者である経営陣にアウガ再建の意思があるように見えないのがイライラの原因かも。採算を重視するなら原因と改革案を真摯に発案して市民(納税者)に説明するべき。

2.集客に戦略性はあるか
 商業ビルで採算を取るなら正直公共スペースが多過ぎではないかと思います。同じ税金負担なら全国のクリエイティブな若者たちにアイデアを公募して賃貸を安価に抑え、集客と活気を優先させるべきではないかと思います。このままでは青森の一等地がちょっと恥ずかしい・・・。

3.大地震をどう考える
 私はまず最初に市庁舎の窓口をここに持ってくるべきだと意見してきました。新市庁舎が出来るまでに大地震が来ないとも限りませんし、工事中も来庁者の車と職員の車と工事の車で大混雑するのが見えています。つまり、先手を打って分散化を図る必要がありましょう。アウガに勤める職員は当面自家用車禁止です。

その上で、私は今後を見据えて駅前から屋根付きデッキを連絡させるのが雪国青森の将来形ではないかと思います。JRを始め青森駅を利用する全ての人にメリットがありましょう。

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