i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

派遣前後の日本語教育

2017-12-30 21:05:30 | ベトナム滞在記
技能実習生は概ね3年間働く訳ですが、帰国後に技能を活かせているのだろうか、と言う疑問が有りました。視察した時にこの質問をしてみました。「貯めたお金は直ぐに無くなります。とにかく日本語を覚えるのが重要で、派遣前は簡単な挨拶や会話でN5程度、3年後には何とかN3レベルまで日本語の勉強を続けるように指導しています。具体的な勉強方法もアドバイスしています」と言うことでした。今ベトナムでは日本語が就職の重要な武器になっています。ま、N4位であれば何とかコニミュケーションが取れます。

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日本語の先生はできるのか

2017-12-30 14:50:41 | ベトナム滞在記
今回ベトナムで外国人実習生派遣に関わる日本語教育の現場を視察することが出来ましたが、背景は11月に日本の法律が変わったことです。介護分野が加わり、違反行為の罰則などが厳しくなりました。介護分野は高齢者とコミュニケーションが取れないとなりませんので日本語の習得が必須なのです。EPAの介護とどう違うのかとか、仲介業者の仕組みなどはまだ私の勉強不足で詳しくは分かりません。しかしながら今回の日本語教育センターのヒアリングで「日本語と日本の文化風習を教えてくれる日本人が是非ほしい」と言っていました。「日本人なら資格は要らない」とも言っていましたが本当かなあ・・・。ベトナム人は日本語検定や講習実績時間数などの条件があるようですが・・・。「じゃあ日本人の条件は何も無いのですか?」と聞いたら「条件はどれだけの給料でやってくれるかです」と。仮にそういう事なら青森の若者は県外に出る必要はありません。ごっそりベトナムへ行ってビジネスが可能です。「良質なベトナム交流」と私が言っているのは「双方にビジネスチャンスがある」という事なのです。

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レストラン事後検証を少し

2017-12-30 12:10:13 | ベトナム滞在記
年末ですね。Uターンしてから毎年この時期は一年を振り返る事にしています。東京で働いている時はこんなことは考えもしなかったです。全く検証せず流されていたのですね。先ずダナンのレストランについて検証しています。商売運営は嫁とその弟がやっているので大局的にコメントするようにしています。ベトナム人の特性ですが近視眼的な傾向があります。目の前の事象に左右され将来計画みたいな事柄が苦手というか・・・。多分ベトナム戦争の影響ですね。さて今年はダナンでAPEC会議がありました。ダナン新国際空港が増築されました。トリップアドバイザーで見るとダナンのレストラン数は一年前292位/489店が現在225位/633店となっています。つまり登録した新規レストランが144店(+29%)増えた計算です。登録していないお店や変更したお店もありましょう。感覚的には新規が2倍になったような感じですね。順位は少し上がっていますがあまり気にしません。感心するのはこの評価会社はやはりマーケッティングのプロなので、数字の傾向だけで色々なPRのグレードアップをしませんか?とメールが入ります。月に3〜4回は来ます。これに応じると無料から有料に変るのですね。上手い仕組みです。色々あってレストランの名前を「青森寿司」に変えました。今後「青森」を前面に出す決意です。FBや雑誌にも有料PRを載せました。検証はまだまだ続きます。

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ベトナム派遣会社のカタログ読み解く

2017-12-29 00:50:49 | ベトナム滞在記
ベトナム派遣会社のカタログを貰ってきましたので少しチェックしてみました。派遣先を日本一択にしているのは恐らく日本相手だとリスクが小さいと見ているような気がします。つまり投資先としての日本ですね。日本は今後とも確実に労働力不足と高齢化は加速していきます。私が先ず注目したのは実習生教育などではなく、3社合体の組織の成り立ちです。分野に「ソフト加工、開発」と「多種多様な人材開発」が書かれています。将来は「IT技術」「介護」の分野に向かうのではないかと思います。例えば人件費が安いと言われるベトナムにあってIT関係の給料は既に一般職の5~10倍に急上昇しています。人材不足に加えベトナムのITエンジニアは非常に優秀だという話ですね。またこれから高齢化のスピードが東南アジアで一番早くなるので日本を手本としたい意向もあるようです。在日ベトナム大使が青森中央学院大での経済交流セミナーで言っていました。高齢者を特に大切に思う習慣のあるベトナム人の介護人材はベストマッチですね。

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ベトナムで黒ニンニクの評価

2017-12-26 21:00:27 | ベトナム滞在記
今日、例の秘書嬢から昼食を誘われたので嫁と出掛けました。そこで「青森の黒ニンニク」を手土産に持って行き試してみました。同席したローカルのマジッシャンは半分食べて進まなくなりました。残り半分は一気に飲み込みました。健康に良いと嫁が説明すると秘書嬢は「だから日本の物は大好き」というコメント付きで大喜びでした。つまり嫁を含めてウェルカムだったのはベトナムの女性陣たちでしたね。嫁は言います。「ベトナム人にも好き嫌いはあって人気の寿司、刺身も半分くらいのベトナム人は食べない(食べたことも無い)のよ」と。一昨日はベトナム女性にナマコについて写真を見せて聞いてみました。すると「こんな見るだけで気持ち悪い」とイヤな顔。分かっていましたがベトナムでナマコは厳しそうです。でも同じ東南アジアのマレーシアなんかでは「ナマコ石鹸」のお土産があるんですよ。ま、観光客用かも知れませんが・・・。

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ベトナムの黒ニンニクを調べてみた

2017-12-25 02:45:15 | ベトナム滞在記
ここで気になっていたベトナムの黒ニンニクを調べてみました。ネット情報ですが、ベトナムで黒ニンニクが作られるようになったのは2013年からで2014年には日本へも輸出しているそうです。最初、日本企業に技術を教えてくれるようお願いしたものの断られ、4年間お願いし続けて日本から機械を購入できるようになったようです。つまりベトナムは日本からの製造技術移転により作れるようになったという事です。そこで値段ですが、ベトナムでも結構高いようで125gで27万ドンという事は250gで2700円です。十和田のある会社では250gで1890円の通販がありました。これをベトナムに輸出するとどうなるかですが、仮に3倍として5670円です。やはりこんな感じですね。そこで品質の一つの目安で黒ニンニクに含まれるアリシンですが、日本産は1800ml/g、ベトナム産は1400ml/g、韓国産は1050ml/gという感じです。ベトナム産も健闘していると言えます。ここでもしも世界一の生産量である中国が黒ニンニクに乗り出したらという懸念が出てきます。何と言っても中国の生産量は日本の1500倍もあるらしいです。なるほど安いはずです。

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黒ニンニクの感触

2017-12-24 19:55:10 | ベトナム滞在記
お昼に遊びに来た嫁の女友達に青森の黒ニンニクを試してみました。彼女は健康と美容の意識が高いベトナムの女性です。結果、私の分まで欲しい、とリクエストしました。多分、品質の良さが分かるのだと思います。「2個だから200歳まで長生きするよ。きっと魔女と呼ばれるよ」と言うとニコニコしていました。同席した日本人が言うには「青森のニンニクが日本一だとは知らなかった。てっきり鹿児島かと思っていた」と。きっとヤズヤのニンニク卵黄のイメージだと思いますが、ヤズヤがどこのニンニクを使っているか知っていますか?まだまだ青森はPRが足りませんね。

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八戸の塩辛?

2017-12-23 16:22:58 | ベトナム滞在記
ダナンに新規オープンした卸しのお店に行ってみました。日本人の方が対応してくれたので色々聞いてみました。品揃えは思ったよりありました。冷凍ホタテも見せてもらいましたが貝柱は割と大きかったですよ。北海道の北の方の漁協の名前でした。イクラやホッキガイはやはり外国の物で日本ではありませんでした。一つ目にしたのは「イカの塩辛」がなんと八戸産でした。東京からハイフォン(ベトナム北部)までコンテナ船で来てそこから各地に配送しているのだそうです。青森の豊富な食材をPRしたら業界の営業の方なので「ベトナムに日本モノを出す時はご一報ください」と。

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ホタテが先を越されました

2017-12-22 01:31:07 | ベトナム滞在記
今、嫁が「招待されたよ」と喜んでショップの新規オープンの招待状を持ってきました。「GENKI JAPAN HOUSE」とあります。食品卸しのような感じです。カタログをペラペラめくると、なんと冷凍ホタテの販売がありました。貝柱1kgで1,100,000VND(5,500円)です。品名からネット検索してみると北海道産のようです。「先にやられた」と言う感じですね。ホーチミンとハノイに展開していて、いよいよダナンにも進出してきたようです。私がいつも日本から持参するワサビや天ぷら粉、コンブ、切り餅、バーモンドカレーまで結構細かくあります。今度23日のオープンセレモニーに招待されているのでチェックしてこようと思います。

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10年ぶりに秘書が

2017-12-22 01:02:35 | ベトナム滞在記
昼食時にダナンで仕事をしていた時の秘書嬢が会いに来てくれました。10年ぶりくらいです。あれから日本人に関わる仕事が無く日本語は殆ど忘れてしまったとか。当時はベトナム語で繰り広げられる会議の議事録をとっては日本語に訳していました。とても大事な会議でも上席に彼女の知り合いが出席していて雰囲気が和みました。彼女の果たした役割は大きかったのです。委託期間が終わるとそれぞれバラバラですが、お礼を言いたかったのでやっと果たせました。今は世銀やアジ銀のダナンプロジェクトの事務をしているとか。

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ベトナム実習生を調べて

2017-12-21 16:13:37 | ベトナム滞在記
先日ベトナム実習生の日本語教育現場を見たので少しネットで一般的な事を調べてみました。あくまでネット情報の一例です。
・期間は3年が殆どで1年目は技能習得、2年目と3年目で業務従事。建設業は2年延長で5年まで可能になったとか
・日本企業より相談受けてから派遣まで4~6ヶ月は必要。教育、人選、面接などもあり、日本側も関われる
・住居は受け入れ企業側で社宅準備、生活用品も必要、住居費用(家賃、水道光熱費等)は実習生負担
・入国10か月後に技能検定受験(約20,000円)、2,3年目に在留資格更新(約10,000円ずつ)
・法令上の労働者となるので最低賃金の対象となる
・職種:機械金属、食品製造、繊維衣服、建設業、農業、漁業など
・費用(完全サポートの場合):来日渡航費(約50,000円)、1ヶ月目(実習生監理、研修実施、研修手当で計170,000円、最初1か月は残業、就労は不可)、2ヶ月目以降(実習管理、実習生給与、社会保険で計190,000円、残業代別途)
・入国前にN5程度まで日本語基礎学習、文化・風習学習、専門用語学習で3〜6ヶ月、入国後にN3を目指すサポート
私の感想です。実習生の給与が最低限の金額で計算されていると思われます。多分それが低いと分かり格差を感じ失踪するケースがあるのでしょう。ベトナムでは転職(自己都合)は当たり前で一つの会社に長く働く事はまず考えていません。テト正月に殆どの従業員は田舎に帰省するのですが、そのまま会社に戻らない人も多いようです。帰った田舎でお互い自慢し合い、他人の庭は良く見えてくるのですね。では意義やメリットはどうでしょう。3点挙げておきます。「人材交流は国際貢献」「ベトナム人は日本に適合しやすい」「地域の活性化に寄与」。既に将来の存続を考えて海外交流に手を打った自治体もありますが、単なる労働力不足に利用するだけではダメです。これは受け入れ側(日本側)の大きな課題でもあります。

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祭壇にニンニクが

2017-12-19 23:05:27 | ベトナム滞在記
お店には最近商売繁盛の祭壇が置いてあります。何でも毎月2回お供え物と線香をあげるんだとか。これが結構クセモノで、とある親類が「祭壇は商売繁盛と家内安全の2個無いとダメだ」と言ってきたらしいです。3年経ってから何故に今? しかも結構高そうな・・・。 さて、今日その祭壇の奥の方にニンニクがあるのを見つけました。ドラキュラかい、と思いましたがここはベトナム。嫁に聞いてみるとあの特産品で有名な「リーソン島のニンニク」という事でした。偶然にもXmasに「青森の黒ニンニク」をベトナム人に試してみようと思っていた矢先です。果たしてベトナムでは青森黒ニンニクで勝負できるかどうか・・・。

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ベトナム人が言うタマラナイ魅力

2017-12-19 16:53:28 | ベトナム滞在記
ベトナム人の話を聞いてみて気づきが幾つかありました。「ベトナム人の訪日観光青函下北魅惑の旅」の説明をしながら意見聞いてみました。
・北海道へ今旅行に行くベトナム人は「ワカサギ釣り」を楽しみにしているらしい。魚釣り(体験型旅行)の好きな人が多いという話もある
・甘いイチゴの食べ放題収穫体験はタマラナイ魅力。ベトナム人はイチゴは酸っぱいモノだと思っている
・北海道では新幹線に乗れない事を知らない。青森に国際空港がある事を知らない。そもそも青森を知らない。青森から北海道には新幹線で移動するのももちろん知らない
・日本製バイクでのツーリングは風が冷たいと嫌がる傾向がある。ベトナム人は寒さには極端に弱い。
・桜の開花は3月~5月まで北上する事を知らない。北海道で満開の桜が見れると思っている。桜と雪の両方とも楽しめる場所は限定的なのは当然知らない
・パチンコに割と興味があるようだ。スロットゲームのように大当たりがあり、多分ベトナム人は帰りたくなくなると思うと説明
・温泉は他人が一緒に入っているところはイヤだ
・介護施設見学をベトナム人研修生が説明する、という内容に意外と喰い付いてきた

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未来の年表と直虎

2017-12-19 12:48:18 | ベトナム滞在記
「未来の年表」のアマゾンのコメントを見ると将来が絶望的になります。また「人口減少」「高齢化」「労働力不足」の3重苦に「特効薬は無い」とNHKの特集では言い切ったようですね。正に地方の消滅危機は現実味を帯びています。一方、大河ドラマ直虎の考え方は参考になります。「村の者を一人も死なせない、戦わない選択」に知恵を絞っています。減少する日本国内で奪い合うのは少し愚かだと考えています。私は「ベトナム交流が地域を救う一つの方法だ」と割と真剣に考えます。その中でも「ダナンとの真剣交際」を推奨しています。その細部は仕事をしたり住んだことが無ければきっと理解できないかも知れませんが・・・。一般にベトナムと日本は交流することで双方にメリットのある「ウィンウィンの関係だ」と言われています。海外人材コンサルの言葉を借りれば「人口9300万人、平均年齢29歳で若く労働力が豊富」「東南アジアNo.1の学力レベル」「圧倒的な経済成長GDP伸び率6.7%(2017年)」「特別な地の利」「アジアNo1の親日国」「第一外国語に日本語を多く採用」「外資100%の会社設立可能」などです。若者の県外流出を食い止め、ビジネス交流の窓口を開ける国は第一にベトナムであろうと私は考えています。今は「えっ、むつ市でベトナム交流???」と言われるでしょうが、きっと徐々に理解されていくものと思います。目標はベトナム交流20年後で「ベトナムとむつ市の交流人口600人(1%)」「むつ市にベトナム人の居住300人(0.5%)」「むつ市民がベトナムで起業10人」です。市長にもまだ言っていない秘策?です。多分「何を言っているのか?」と思われるでしょうが、そう遠くない地域の最大リスク「地方の消滅危機」は現実でしょう。

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日本の魅力

2017-12-17 16:27:16 | ベトナム滞在記
まあ、東南アジアの方々は日本を天国に一番近い島くらいに見ていますよ。外国人留学生や実習生のトラブル報道を見るたびに残念に思います。ここベトナムでも日本への留学や研修は大人気です。問題は仲介業者に払うお金を両親や親せきなどから無理矢理借りている人ですね。書類上は裕福な家庭であるはずなのですが・・・。今回日本語教育センターを視察してみて送り出し機関の責任は重大だと感じました。日本語のみならず企業のマッチングと職業訓練が上手く機能しないとなりません。ここにポイントがありそうです。日本語を日本人が教えに来る、職業訓練は企業の人が教えに来る、という流れですね。今はまだ日本語や職業技術を教える日本人が現地では少ないように思います。

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