i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

信頼のバロメーター

2008-03-30 23:06:32 | ベトナム滞在記
ベトナム流のお手紙のことです。

遠くの友だちへの手紙や贈り物を誰かに託す場合、封をしません。

これは「手紙を託した人は信頼できる人。あなたにとっても信頼できる人です。」という意味があります。

受け取った場合も「友だちの友だちは友だち。」と親交が深まります。

開けたままの封は信頼のバロメーターなのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り人

2008-03-30 02:42:20 | イスタンブール滞在記
ボスポラス海峡では写真のような釣り人を多く見かけます。

しばらく遠くから見ていましたが、釣れている人はとうとう見れませんでした。


岸壁沿いのシーフードレストランで少しびっくりしたことが2つありました。

まず、岸壁にプカプカとコンドームが幾つも浮かんでいるではありませんか。
「いくらなんでもイスラムの国民が岸壁で?」と思っていたら、後日理由が分かりました。

あのゴムのひらひらが釣りのえさ代わりらしいのです。釣り人たちには結構知られていることだとか。

あと一つは、食事中のことです。船が通っていないのに波が打ち寄せてきました。
「おかしい。」と思っていたら、「これはロシアの原子力潜水艦がこの海峡の底を通ったんだよ。」と教えてくれました。

レストランはそんな波に備えて格子状のスカスカ床なのでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メデューサの首

2008-03-29 23:23:07 | イスタンブール滞在記
イスタンブールの地下宮殿では今も怪物メデューサが泣いています。

この地下宮殿はローマ時代の水不足のための大貯水槽(8万m3)です。


メデューサはアテナ女神の怒りに触れて蛇髪とされ、やがてゼウスの子ベルセウスに倒されたと言われるギリシャ神話の怪物です。

目で人々を石にしてしまうゴルゴン姉妹の一人です。

英雄ペルセウスがメデューサの首を切り落とした時の血からは、翼を持つ馬「ペガサス」が生まれました。

石柱の土台になっている首は2つあります。一つは写真のさかさまの首。もう一つはこめかみを足で踏まれているような横になった首です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブータン王国

2008-03-28 23:34:16 | 海外
このヒマラヤに近い国が気になっていました。

この国の若い国王は公共事業はしない、と明言していたそうです。

今回、ブータン初の民選首相が選ばれました。彼の演説も少し変わっています。

「民衆のみなさん。あなたたちには自分たちの国の代表を選ぶ重大な責任があります。然るに他の候補の演説もしっかりと聞いてください。そして自分なりの選択をしてください。」


この国の国民の軸はしっかりしています。

「一部の人がお金持ちになるより、国民みんなが幸福だと感じられる国が良い。」
これを国民総生産(GDP)ならぬ、国民総幸福(GNH)というのだそうです。

国民たちはいつもニコニコしているそうです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さばサンド売り

2008-03-27 23:04:35 | イスタンブール滞在記
「これは日本でも絶対売れます。」 と言ったら

「じゃあ、日本でやってみたら。」 と社長さんは簡単に言いました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスラムカー

2008-03-26 23:01:03 | 海外
マレーシアとトルコとイランが共同で、世界初となるイスラム教徒向けの車「イスラムカー」の開発を計画していることが判明しました。


この「イスラムカー」には聖地メッカの方向を知るためのコンパスに加え、聖典コーランやスカーフの収納スペースが設置されているというのです。

世界に12億人いるとされているイスラム教徒の心をつかめば、必ずや大ヒット間違いなし、と赤字の国営自動車メーカーは言っているそうです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さばサンド

2008-03-26 01:15:30 | イスタンブール滞在記
ボスポラス海峡名物は「さばサンド」です。

小舟の上で香ばしく焼いたさばをフランスパンに挟み、トマト、玉ねぎ、レタスにレモンを「ぎゅっ」と搾り、岩壁で立って食べました。

運転手がわざわざ「ここのさばサンドが一番」という場所まで30分走って案内してくれたのでした。


この時点でフランスパンのNO.1は、ここイスタンブールでした。 4年後、ベトナムで庶民的フランスパンに出会うまでは・・・。

然るに、現在、ボスポラス海峡ではこの「さばサンド」の営業はなぜか全面禁止になったそうです。
まさにまぼろしの逸品でした。


*ごめんなさい。写真はほかの人のコピーです。私のは探しても見つかりませんでした。お許しを。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱線事故の思い出

2008-03-26 00:52:55 | イスタンブール滞在記
プレゼンに行った時、トルコでは丁度電車の脱線事故が起きて多数の死者が出ていました。

普通の電車に少し手を加えただけで急行列車と称し、なんと200km/hも出していたそうです。 しかも、この危険性は専門家からかなり指摘されていた、というではありませんか。

運輸大臣は事故対策、釈明に大忙しでした。最悪、引責辞任に追い込まれるかもしれません。


しかし、我々はツイテいました。 大臣の辞任はなく、キャンセルになりそうなプレゼンの時間までアレンジしてくれたのでした。

「トルコは車の運転と同じで電車も無謀なことをするなあ。」
と思っていた矢先、言ったそばから日本でも尼崎で大変な脱線事故が起きたのでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

35万台を分散

2008-03-25 01:48:46 | イスタンブール滞在記
1,000万都市イスタンブールでは、既にボスポラス海峡を渡る車が一日35万台を超えていました。

東名高速が10万台程度であることを考えれば、その規模が伺えます。

それを現在、2本の橋でまかなっているのであります。言わずと知れた「第一ボスポラス大橋」と「第二ボスポラス大橋」です。

渋滞は慢性化し、排ガスによる大気汚染も大変深刻になってきています。

現在、鉄道へのモーダルシフトを目指して海底鉄道トンネルが工事中です。世界最深の沈埋トンネルということで・・・。
もちろん、日本の円借款で行われていて、例の「地図に載る仕事」の会社が施工しています。

鉄道ルートはアガサクリスティで有名なオリエント急行の延伸上ということですが、事はそう簡単にいきません。鉄道駅までは車で行くことになりますし、駐車場(パークアンドライド)も心もとないです。

結局、しばらくの間は車の分散しかない、というトンネル案を提案したのであります。今まで2本の橋でまかなっていたものを3本目はトンネルで、ということです。

しかし、問題は山積みでした。先人たちが何百年も考えて実現しなかった事業なのです。

先ず、どこを掘っても遺跡が出てきます。千年前の遺跡の下にさらに二千年前の遺跡が・・・。 事実、鉄道トンネルの工事は遺跡の出土で大幅に遅れています。

次に、連絡する道路は耐えられるのでしょうか。先詰まりでは結局また渋滞します。

次に、長さや規模は最小限に押さえ、民活事業で成立つ収支バランスになるのでしょうか。

そして最後に最大の難問で、果たして『環境にやさしい』計画ができるのでしょうか。


3月現在、この事業は「BOT事業」として入札の真っ最中であります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコの恩返し

2008-03-24 03:28:39 | イスタンブール滞在記
トルコは親日家が多いとよく言われます。日本人に対しては気持ちが良いほどフレンドリーな態度を示します。

幾つか理由はありますが、有名なお話としては「エルトゥールル号の遭難救助」というものがあります。トルコの小学校の教科書にも載っているそうです。

概要を話しますと (おぼろげな記憶ですので、間違いはあとで訂正します。お許しを。)

明治23年、トルコ船の使節団一行が紀伊半島沖において嵐に遭い、沈没してしまいました。船は真っ二つになり、590人のトルコ人が海に投げ出され死亡したのでした。命からがら傷ついたトルコ人を島の住民は一生懸命救助し、介抱してあげたのです。
元気になり母国へ戻った船員たちは親切にしてくれた日本人のことを語り継ぎました。

さて、時は現代に移り、湾岸戦争のときです。
これから5時間後に「さあ、開戦だ。」というギリギリの時に、まだイラクに日本人が100人ほど取り残されていました。もう、どうすることもできません。
ここで、エルトゥールル号の恩を忘れていないトルコ政府は、急遽飛行機を工面して日本人をすべて救出してあげたのでした。

トルコ人曰く 「なぜ助けたかって? 日本人もむかし親切にしてくれたじゃないですか。」

日本のODA(開発援助)で作られた「第二ボスポラス大橋」は二国の友情の懸け橋として、今もアジア大陸とヨーロッパ大陸を結ぶ重要な交通要所となっています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界で最も良い街

2008-03-24 02:48:19 | イスタンブール滞在記
何とかトラベルのアンケート結果です。何が良いのか基準が分かりませんが、雰囲気で見てください。

1位:シドニー
2位:ローマ
3位:フェレンツエ
4位:バンコク
5位:ケ-プタウン
6位:ニューヨーク
7位:--(忘れた)
8位:イスタンブール
9位:サンフランシスコ
10位:ヴェネチア

もちろん旅行会社の策略でもあり、お金を沢山使った観光旅行は楽しいよ、というメッセージが込められています。

ここで注目はイスタンブールが8位に入っていることです。
幾つかエピソードをご紹介してきましたが、さてどんな街なのでしょう。

歴史的世界遺産の多い観光地でもあり、かつ日本の経済援助も行われている不思議な国なのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5力(ごじから)

2008-03-22 01:27:31 | 一般
面白い言葉です。

むかし、高田純次による「5時から男」というのがありましたが・・。

これは、仕事の5つの基礎力のことです。

言葉にだまされる人が多く、ベストセラーになろうとしています。

2分で紹介できるので、納得した人は本を買わなくて済みます。

1.聞く力:「話し相手の心を開く聴き方」ができる。
   ポイントは「聴く体勢」「上手なあいづち」「言葉の繰り返し」

2.考える力:「ロジカル・シンキング」ができる。
   ポイントは「紙に書く」「考えを絞る」「デメリットを考える」

3.話す力:「説得力のある話」ができる。
   ポイントは「内容は7%」「笑顔」「具体的」「数字」「一言」

4.書く力:「伝わる文章」を書くことができる。
   ポイントは「書く前に考える」「書く順番」「プリント」「長さ」「主語」

5.時間力:「仕事をスムーズに進める」ことができる。
   ポイントは「順番をつける」「30分きざみ」「自分時間」「すてる技術」


この本の表紙のコメントが面白いです。

9割の人ができていない!できる人が必ず持っている『5力』が簡単に身に付く。

「5万人が受講し、95%が大絶賛!!」


差し引き5%の人はできているのに、何で受講したのでしょう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百円商店街サミット

2008-03-22 01:01:32 | 一般
従来から地域活性化に興味があり、時々「流通新聞」を眺めています。

改正まちづくり三法施行から4ヶ月あまり。法基盤は揃ったもののシャッター商店街はなお多いのが現状です。

ここでは即効薬に「百円」と「エコ」を取り上げています。

今秋、「百円商店街サミット」が山形新庄市で行われるそうです。

いくつかあげて見ると

建設業者による「家庭用の包丁研ぎ」

書道教室による「年賀状の代筆」

化粧品店による「手のマッサージ15分」

紳士服店による「妻のダイコンやネギ」


自分の商売にこだわらず「おかしなもの」を売る遊び心が大事である、と結んでいます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いいぞ、トヨタ

2008-03-11 23:50:03 | 一般
トヨタが超小型車を年内発売する、という情報がはいりました。

「IQ(アイキュー)」という名前です。世界最小の4人乗りでしかも排気量1000CCのエンジンです。

一番の売りは「ハイブリッド車よりCO2を出さない」ことです。

大気汚染を理由に北京五輪を辞退するマラソン選手まで出てきました。


さて、この小型車「IQ」のお値段はいかほどに?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あわや軍隊にだ捕

2008-03-11 02:15:12 | イスタンブール滞在記
我々3人はイスタンブールのアジア側でトンネルのルート沿いの写真を撮っていました。

すると銃を持った軍人が我々に近づいてくるではありませんか。

「何をしているんだ。」

「私たちは街の写真を撮っているだけです。」

「いや、怪しいやつらだ。軍の建物を撮っていただろう。カメラを見せてみろ。」

写した写真を見せました。

「This is ボスポラス-クルージング」とっさに出てきました。先ほど渡った船の写真です。

こちら何も無いアジア大陸側に「ちょっと迷い込んだ日本人観光客」と見えたのでしょう。(海峡を挟んだヨーロッパ側は世界遺産が多く観光地になっていますが)

没収されかけたカメラと身柄は無事返してもらいました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする