i氏の海外生活体験記

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東北電力で果たして大丈夫か

2014-12-23 18:00:16 | 大間原発の中間貯蔵化
これは私が言っているのではありません。メディアは何処も言わないので12/22有識者会合の資料から引用してみます。参考資料に以下のような下りがあります。

-補遺-

有識者会合の任務は純粋に科学ベースで原発敷地内活断層の活動度評価を行うことであると理解している.学術雑誌等に投稿された論文はeditorial board に回され,editor の主導の下に複数のreviewers は,①成果に新奇性があること,②データの量と質が十分であること,③事実と解釈が明確に区別されていて,④論理展開が健全であること等の基準に従ってpeer review する.Review の結果に応じてaccept, minor revision, major revision,reject などと判定され,査読の途中でwithdraw になることもある.電気事業者から提出される報告書・資料は学術論文ではないので,①の成果の新奇性は問われない.その反面安全性に関わることなので,②以下の要件は十分に満たされなければならない.以上のような基準に基づき,東通原発に関してこれまで東北電力から提出された報告書・資料をpeerreview すれば,判定はwithdraw である.

第7回会合に提出された報告書・資料に関して逐一コメントの下書きをしたことがあるが,それは200 か所を下らなかった.このような状態は毎回の会合に提出される報告書・資料でも基本的に変わらない.それら不十分な点は以下のように類型化できよう.

1. データはあっても正当な方法で解析されていない.そのために事実が見えない.キーとなるデータが無いままであることもある.
2. 根拠が薄弱でlogic が粗雑な解釈が大変多い.それに気が付いていないのか,そのような解釈の屋上屋を重ねてしまっている.明らかに勉強不足・科学の基礎力不足を否めない.
3. 会合で指摘されたことが十分理解されていないためなのか,それらが次の会合のステップとならず,進展を妨げている.最近の報告書には「議論のポイント」一覧があるが,「説明済み」とされている項目の多くに関して,有識者側は納得できる回答を得たとは認識していないだろう.
4. Presentation が極めて悪い.図の数が多い割合には,説明が不十分であり,内容が整理されていない.
以下に主要な個々の事例に関して,簡単に述べる.-以下略-

-引用終わり-

これは原子力規制委員会HPの有識者会合資料の中にありますので、興味ある方はご覧ください。最後の個々の事例に関しての所はシロウトでも読めばハッキリと分かりますよ。

ここからが私の意見ですが、原発実績のある東北電でさえこのような状態なのですから、原発経験すら無い大間原発の事業者はフルMoxの安全性を本当に本当に説明し切れるのでしょうか。

何度も出てきて恐縮ですが、私は大間原発に関しては早く見切りを付けて中間貯蔵施設に変更してもらいたいと思っています。

住民の命と生活と財産を守るべき関係自治体はしっかりと原発事業者の対応を見て判断して頂きたいと願います。少なくとも規制委HPの議事録と動画は見て下さい。
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