解説: 「モルグ街の殺人」「黒猫」など数々の推理小説で著名な作家エドガー・アラン・ポーの最期の日々を
大胆な発想で描いたサスペンス・スリラー。
ポーの著作を模倣した連続殺人事件が起きたことで、事件解明のために彼自身が捜査に加わり殺人鬼を追い詰めていく。
主人公ポーには『2012』のジョン・キューザック、共演には『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の
ルーク・エヴァンス、『ヒットマンズ・レクイエム』のブレンダン・グリーソンらが集結。
『Vフォー・ヴェンデッタ』のジェームズ・マクティーグ監督による、作品の世界観を表現した映像にも注目。
シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ:1849年のアメリカ、ボルティモア。
闇夜の中で凄惨な殺人事件が発生する。
現場に急行したエメット・フィールズ刑事(ルーク・エヴァンス)が目にしたものは、血まみれの母娘の無残な死体だった。
その事件は、トリックも殺害方法も、数年前に世間を震撼させたエドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の
推理小説『モルグ街の殺人』に酷似していた。
その頃、酒場で騒ぎを起こして放り出されたポーは、恋人エミリー(アリス・イヴ)と出会うが、
彼女の父親のハミルトン大尉(ブレンダン・グリーソン)から、娘に近づかないようにと言われてしまう。
新聞社のマドックス編集長(ケヴィン・マクナリー)と口論の後、帰宅した彼をエミリーが訪ねてくる。
自分の誕生日に行われる仮面舞踏会でプロポーズして欲しいというのだ。
招待客の前であれば、父親も結婚を許してくれるのではないか……それが彼女の思惑だった。
その頃、文芸評論家のグリズウォルドが、木の台座に磔にされ、巨大な刃の振り子によって胴体を真っ二つにされるという
『落とし穴と振り子』のような殺人事件が起きる。
ポーに捜査への協力を要請するフィールズ。
第2の殺人現場に“仮面舞踏会に死がやってくる”と書いたメモが残されていたのだ。
それは、エミリーの誕生日の仮面舞踏会を指していた。
舞踏会当日。
フィールズと部下たちが警備する中、深夜12時を回ろうとした時、髑髏の仮面を付けた死装束の騎士が乱入。
それは、まさにポーの『赤き死の仮面』を思わせる光景だった。
会場が騒然とする中、忽然と姿を消すエミリー。
しかも、死装束の男は金で雇われただけで、殺人鬼ではなかった。
その手には、ポーに対する挑戦状が記されていた。
“ポーが新聞に連続殺人の偉業を書いて載せれば、今後の殺人で犠牲者が出るたびにエミリーの居所のヒントを与える”。
恋人を救うために、殺人鬼に従うしかないポー。
模倣殺人犯の目的は一体、何なのか……?
江戸川乱歩の名前の由来がこの”エドガー・アラン・ポー”からだったと、初めて知りました。
40歳という若さで謎の死を遂げたポーの真実に迫る!といった、制作者側にしては
イイねた見つけたぞって感じの意欲は感じるものの、私がポーに関する知識が全くなかったせいか
内容はちょっとイマイチに感じた。
謎解きの部分も犯人像もどれも何かイマイチのれなくて、グロさだけが若干際立ってて
正直期待ハズレな印象でした。