震災から2年が経ちました。被災地の映像を目にするたび、プレハブ以外の建物がほとんど建っていない状態に胸が苦しくなります。1年・2年と経つ間に復興への想いより現実の生活の厳しさが重くのしかかり、被災地の人口流出が続いているとききます。
おそらくですが、太平洋戦争の戦後復興よりも大きく遅れているのではないでしょうか。今なお政治家は被災地へパフォーマンスに訪れますが、具体的な政策はほとんど進展していません。未だに古代遺跡のような荒地が広がる被災地を目の当たりにしても何も感じず何も動かないというのは、もはや社会的生物としての資質すら欠けているのではないかとさえ思ってしまいます。
とにかく資本とGOサインさえ出れば、あとはある程度ひとりでに復興は進んでいくはずです。今年こそは、被災地の風景に大きな進展がみられることを祈るばかりです。