塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

ベルリンルポ③

2005年05月30日 | カテゴリ無し
外は雷雨なのです。さっきまで晴れてたのに・・。
さてベルリンルポ最終回、というか殆どおまけですが、結局旅のメインっぽかったベルリンフィルハーモニーについて。

ちゃんとしたオーケストラは中学の社会見学以来(ちゃんとしたっていうのか?)で、大緊張の余り背広を着込んで臨みました。
ええ、実はずっとスーツで旅してました、今回。
ネットで予約していた我は当日チケットの列を尻目にすすっと中へ。
小奇麗なカウンターがあちらこちらに並んでいるのですが、演奏中はノンアルコールでと思っていたので我慢。
…のはずが、あっさり解禁。というのも皆人ワインやらビールやらとつまみを注文していくので、感化されやすい我は開始までの時間はこうやって過ごすものかとあっさり認めてしまいました。
とりあえずビールだけ一本傾けながらゆっくりと待ち続けました。これは後ほど全く吉と出ましたね。

ホールが開いたので早めに移動。
中に入ると、特別広いというわけではないけど、その構造の複雑さに興味を惹かれた。
ベルリンフィルのホールは音響効果に定評があるということだが、それとの関係なのだろう。
演奏者を中心に、勿論前方長く広がっているが側方や後方にも客席があり、僕の席は左真横という感じだった。

演奏が始まる前に写真は撮れないものかと係員に尋ねたところ、"Eigentlich nicht"(本当はダメです)とよう分からん回答が返ってきたので、まあ個人使用だしということでパシャリ。




曲目はハイドンとショスタコビッチとシベリウス。
曲名もパンフ引っ張り出せば書けるけど面倒なので割愛。
ってか何でクラシックの曲名ってああ分かりにくいんだろう。単に僕が楽器らしい楽器をやってないだけかもしれないが、「無題」でも良いから何か名前をつけて欲しい。
第何番何とか長調だの何だの区別つかないし覚えてられん。
江戸城を「徳川家康の居城四番梯郭式」と呼ぶようなもんだ。

おっと、話がずれた。
演奏はどうだったかというと、もう素晴らしいの一言。
というか音楽に関しては素人だから他につらつらと語るようなことは出来ないんだけど。
程よくアルコールが回っているところに全方位から音が染み込んでくる感じ。いや、別にアルコールが必要条件というわけではないけど(中には顔を真っ赤にしたおっさんとかいて、おいおいと思ったりもした)。
これははまりそうですよ(おい)。機会があれば足繁く通いたいですね。

因みにベルリンフィルは演奏者側の筆頭に日本人が一人いて、演奏後に指揮者と握手してました。