塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

裾一面の葡萄かな

2005年05月03日 | カテゴリ無し
昨日帰ってきました。行ってきたのはライン川の重要な支流、モーゼル川です。ラインの中ごろ、コブレンツという町で合流し、上流ではルクセンブルクとの国境をなしています。

今回の旅を一言でまとめると、城とワインと船の旅。全く個人的な趣味に基づいて計画してたので(特に城)、公開して楽しんでいただけるような写真は余り撮っておりませぬ。

川沿一帯はワインの産地として知られ、当然こちらも重要な目的だったりします。モーゼルに限らず、ドイツの大方は赤よりも白が伝統だそうですが、僕は白ワインが好きではありません。大抵白は甘ったるいか味気ないかのどちらかに感じてしまい、コクと酸味のある赤のほうが好みなのです。以前ラインガウに行ったときも、結局赤ばかり飲んでました。

ところが、このモーゼルワインで考えが一変しましたね。甘さは上品でしつこくなく、全体としてあっさりとした口当たり。これくらい整った味ならば、白も俄然いけるではないかと思ったわけです。

コッヘムという町で川と城の夜景を肴に数杯楽しみ、翌日はワイン屋を物色です。どの店を訪ねても辛口、中辛、甘口の三種を試飲させてくれ、朝っぱらからいい気分になってしまいました。

城のテラスで、船上で、それぞれ一杯。そして今また1999年リースリングのハーフドライを、冷蔵庫で冷やしたグラスに注いでPCに向かっておりマス。。



コッヘムの町並みと、葡萄畑の中に建つ古城。