客乗連絡会は、厚生労働省(8月24日)と国土交通省(8月25日)に
雇用と勤務の改善について要請文を提出しました。
要請内容は、
①一部の外国籍航空会社における日本人契約制客室乗務員の
雇い止め問題等、雇用についての状況報告と改善要請
②すべての客室乗務員の正社員化について
③労基法違反の勤務実態の改善
の3点です。
要請の①と②については、特にアリタリア航空日本支社が、これまで
契約制を数年後に正社員にしていたのが、2006年以降は正社員
登用制度をなくし、1年契約上限3年~5年の有期雇用としている
問題を報告、また、デルタ航空でも日本人契約制客室乗務員の安易な
切り捨てによって、裁判にもなっている実態を報告、問題提起しました。
厚労省の担当官は、「(企業は)有期雇用から無期雇用にして安定を
図ってほしい。今後、無期雇用に転換している企業名を公表し、キャリア
アップ助成金を来年度も引き続きやっていく」との厚労省の立場を
明確に述べました。
(国土交通省へは要請文のみ提出し、要請行動は9月に行う予定です)