Good News Report

Good News Station の活動模様をお伝えしています。

アナハイム第二礼拝(3/01/2009)

2009年03月01日 | Good News
3つ目の力・4人目の自分・5つ目の目的 (イザヤ57:15-19)

わたしは唇の実りを創造し、与えよう。平和、平和、遠くにいる者にも近くにいる者にも。私は彼をいやす、と主は言われる。(イザヤ57:19)

3月のアナハイム礼拝も神様の大きな祝福の中で行われました。ハレルヤ!! 今回は、韓国のサラン教会で日本語部のユース伝道師として働いておられる北野先生が参加してくださいました。北野先生は、アメリカの日本人(学生)伝道をビジョンとして示され、今はその準備の為にLAにいらっしゃっています。今は、UCLAの語学学校に通われていますが、何と同じクラスに俳優の浅野忠信さんがおられるそうです。北野先生は毎晩、浅野さんのため、クラスメイト一人一人の為に祈っておられ、自分の学んでいる姿や学校での生活態度から、主を証しすることが出来るように願っておられるとお話し下さいました。本当に心の優しさが漂う先生でした。

 さて、今日のメッセージは『3つの力、4人目の自分、5つ目の目的』と題して、田中牧師より語られました。今、日本で最も影響力のある人って誰でしょうか!? この人の作品は、おじいちゃんから小さな子供まで、サラリーマン、学生、OL、高校生から、男の子も女の子も、日本中の誰もがこの人がつくった映画を観ています。その方とは、「宮崎駿」さんです。

 昨年の映画「崖の谷のポニョ」では、日本中の子供達が「ポ~ニョ♪ポニョ、ポニョ♪」と歌っていました。この宮崎さんの作品の作り方がとてもユニークなのです。通常、映画を作るときはシナリオから始まりますが、宮崎さんはシナリオなしで始まるそうです。実際に作品に入りながら、イマジネーション、インスピレーションを働かせて、シナリオが変わって行くのだそうです。最初からシナリオがあり、作品を作ろうとすると、そこに人間の作為が出てしまって駄目なのだと言うのです。このような作品の作り方はおそらく、宮崎氏だけでしょう。普通は、家を立てるにしても、設計図がありますし、映画を作るのも、シナリオがあって作成が始まるのです。宮崎監督のこの不思議な能力はいったいどこから来るのでしょう??

3つの能力
 人間には3つの能力があります。それは、「体力」と「知力」です。世の中の人は、この知力と体力が全てでり、これらの為に、学校へ行き、一生懸命になっています。しかし、人間にはもう一つ、大事な力があるのです。それは「霊力」です。霊能力と言うと、一般的に考えられている、超能力のような“特別な力”と思われがちですが、一般社会には霊の力についてほとんど理解されていません。しかし、霊こそが、創造力を司る人間の本質的な部分であり、人間にしか与えられていない力なのです。人間は 霊が主体で、肉体と心があります。

4人目の自分
 4人の自分とは? 先ず、1人目の自分は、自他共に認める自分。2人目の自分は自分しか知らない自分。3人目の自分は、周りの人が知っているけど、自分は知らない自分がいます。本人が気が付いていない自分・・・。知りたいような、知りたくないようなことですが、知りたいのでしたら、周りの人お聞きになると割と直ぐに分りますよ。問題は、4人目の自分です。それは本人も周りの人の知らない自分・・・。これが潜在意識につながっている私たちの霊の部分です。この霊に支配されている潜在意識が私たちの言動を決定しています。自分で気付いていない自分。ここに、私たちが考える以上の大きな可能性が秘められています。

5つ目の目的
 人間には5つの欲求があります。先ず人間には「生理」的欲求があります。どんなに素晴らしいメッセージを聴いていても、途中でおトイレに行きたくてしょうがなかったら、メッセージも耳に入らなくなるでしょう。そして、「安全」の欲求があります。私たちは地震でぐらぐらしているような場所にはいられませんよね。その次は、所属する欲求があります。人間は家族を作ります。仲間を探し、群れを作ります。人間は一人では生きて行くことが出来ないのです。組織に属そうとするのは、人間の基本的な欲求なのです。4つ目は「承認」の欲求です。人は自分が群れに所属した後、その群れの中で承認されたい、自分の存在を知ってほしいと言う欲求が起こって来ます。

 世の中の多くの人たちは、この「承認」の欲求を満たそうと、一生懸命になっています。ですが、この4つの欲求は動物の世界にもあることで、最後の5つ目の欲求だけが、人間だけに与えられたものです・私たちは、この欲求(目的)に人生の焦点を合わせなければいけません。その5つ目の欲求とは、「創造」です。自分の人生における自己実現。世の中の役に立つこと、世のため、人のため、神のために生きること。それこそ、人間にしか出来ない創造的人生です。

神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることが出来るからです。(へブル4:12)

 聖書には、精神と霊の区別がはっきり書いてあります。 私たちは、心、精神、魂、霊という言葉をよく使いますが、その区別がよく分かっていません。その違いを分りやすく言うと、心と精神は100%肉体に依存していますが、霊と魂は、肉体を離れて働くという特質があります。京大名誉教授で医学博士の川端愛義氏はこう言っています。「精神と霊魂とは、一般的常念から考えれば、大変似ているようであるが、医学的には、全く異質なものとして区別される。すなわち、精神や神経作用が肉体に100%依存するのに対して、霊魂ないし、精霊は死後はもちろん生きているときでも、肉体を離れて自由な働きをすることが大問題なのである。すなわち、精霊、死霊共に、現実の人の性的、精神的働きを超越的に支配すると考えられるからである」と。

 心の働きには、「知性」、「情感」、「意志」の3つがありますが、霊の働きとは何でしょうか? このことは、3次元空間に生きている私たち人間には、知ることが非常に難しいのですが、私たちが認知可能な範囲において、霊には次の4つの働きがあることが分ります。

インスピレーション
 “ふわっ”と心に思いつくひらめき・・・類推ではなく、人間の経験や知性をこえたもの。宮崎さんは正にこの「ひらめき」を大切に作品を創っておられます。


 私たちが毎晩見る夢は、私たちのコントロール外にあります。夢は霊と関係しています。

良心
 野に咲く花を見る時、私たちは、きれいだなぁと思います。自然の雄大さ、美しさに涙することがあります。子供達の顔を見ると心が和みます。これは理屈ではない、神から与えられた霊的な働きです。


 霊の最も重要な働きの根源にあるのが「愛」です。人を愛する、慈しむ気持ち。それは、知識や経験から来るのではありません。


この霊の部分は、外部からのエネルギー補給が必要です。私たちは霊のタンクを持っています。クリスタルキャセドラル(オレンジにあるガラスの教会)のロバート・シューラー牧師は、「霊のタンクは一週間で空になる」と言いました。霊は絶えず補給しないといけないのです。だからクリスチャンは礼拝をとても大切にしています。そして霊には2種類あります。天から来た霊(HOLY SPIRIT)は、愛と義と調和をもたらし、地上から来た霊(EVIL SPIRIT)は、怒り、憎しみ、悲しみをもたらします。ですから、私たちは神から来る良い霊のエネルギーだけを自分の霊のタンクに注がねばなりません。悪い霊はサタンから来るものですが、それは悪い姿ではやって来ません。逆に一見、とてもつじつまが合い、良いことのように思わせるのがサタンの手口です。しかし、神から来た霊でなければ、結果的には、悲しみ、破壊、滅びでしかありません。多くの人が、脳と体の働きがすべてだと思っておられるますが、実は私たちの主体は、霊にあるのです。

 最後に2人の方のお話しをします。音楽家の大江光氏を御存知ですか?彼の父さんは、作家の大江健三郎氏です。光さんは、生まれつき脳障害があり、お話しすること、感情の表現ができません。彼はないたことが一度もないそうです。涙も流したことがないそうです。ある日、光氏の主治医のM氏が亡くなりました。光氏は、泣くこともせず、いつもどおりの無反応。しかし、彼がそのときに作った“M氏のレクイエム”という曲は、なんとも悲しいバラードだったのです。彼の霊が悲しんでいたのです。彼の霊が泣いていたのです。私たちは、時として、脳障害などがある方に対して、自分よりも劣ると言う見方をしてしまうことがあります。自分よりも能力が下と見てしまうかもしれません。しかし、目に見える現状では判断できない、霊性が私たちにはあるのです。

 もうお一方。 長野県に御自宅を開放し、認知症の進んだ御老人を介護しているクリスチャンの女性が居られます。桜子さんといいます。そこには93歳のとても独占欲の強いおばあちゃんがいらして、いつも桜子さんを独占し、そうでないといつも騒ぎ、ついには、桜子さんを観音様と言い、拝みだすような手のかかるおばあちゃんが居たそうです。あるとき、そのおばあちゃんが桜子さんを呼び、「今までありがとう。私はもう直ぐ死にます」と言われたそうです。桜子さんは「こちらこそ、私たちのところへ来てくださってありがとうございました。」とお礼を言って、さらに語りかけたそうです。

 「おばあちゃん、この世に悲しいことや辛いことがあるのはね、人間が神様から離れてしまっているからなんですよ。でも、その問題をイエス様が一切を引き受けて死んでくださって、それだけでなく3日目によみがえり、私たちに永遠の命を下さったの。これを信じるものはすべて天国に行けるんですよ。おばあちゃんもこのイエス様を信じてみない?」するとおばあちゃんは一言、「信じます」と言いました。その次の日、おばあちゃんに何が起きたと思いますか?おばあちゃんが突然、大きな声で賛美歌を歌い始めたのです。80年以上前に教会に行ったときに聞いた讃美歌を。80年以上前に聞いた讃美歌を歌えるなんて、普通はあり得ないことですよね。だけど、おばあちゃんの霊が知っていたのです。おばあちゃんは4日間賛美歌を歌い続けて安らかに天に召されました。

 私たちは、つい目に見えることで判断してしまいますが、心と体の周りには霊があり、私たちは霊の存在であることを忘れないで下さい。そして、あなたの霊性を大切にしてほしいのです。そのためには、絶えず良いエネルギー補給をすることです。霊のタンクが喜びでいっぱいなると、心と体が癒やされます。良い霊とは神様です。この神様により頼み、霊が満たされるように生きていきましょう! 今回のメッセージは、分かるようでちょっと難しかったかも知れませんね。しかし、霊の問題を無視することは、私たち人間本来の生き方に反します。どうぞもう一度このメッセージおさらいしてくださいね♪

メッセージ(音声)はこちらをクリック!↓
http://goodnewsstation.com/celebration.html






アプリケーション

悪い霊のアプローチの仕方の話で、仮面ライダーを思い出しました。仮面ライダーの悪も、最初は甘い、美味しい話を持ってくるなぁ・・・と。

霊に見分けの大切さを思いました。へブル書4;12の御言葉通り、神の言葉を生きていて鋭い剣のように、心の思いや考えを刺し通すほどの力だと思いました。

宮崎さんの作品はアミニズムとヒューマニズムで出来ていると思います。素晴らしい作品ですが、良い霊を受け取ると言う意味では、神様とはちがうかな・・・と思いました。

私は自分の子供に日本昔話のアニメを見せたいなぁと思っていたのですが、なかなか手に入れることが出来ずにいました。ずっと探していたのが、あるとき偶然、ユーチューブで見ることが出来!これって、インスピレーションのお話をされたときに、このめぐり合わせも霊かなぁと思いました。

私も昔は神様を喜んで祈り、賛美している生活があったのですが、いつの間にか忙しい日々の中、神様から離れている自分がいます。あの頃に戻りたい、神様との生活に戻りたいと思うけれど、毎日がとても忙しく、それが難しく感じるときもあり、何のために私は生きているのか、私の人生の目的は何なのか、と最近思うのです。神様の深い交わりをしたいのに、そこに行くのがとても苦しい思いがあります。毎回、アナハイム礼拝に出るたびに、思わされるのです。


♪ミミ先生の子育て座談会♪

 今回も初めから終わりまで子供たちは元気に仲良く遊んでいました。私たち親は、ミミ先生に信頼しきってしまって、ちっとも子供の様子が気にならない、(少し反省)でもそれほど、安心しています。心からお礼を申し上げます。睦美さん、仁さん、元気な子供達にいつも愛情いっぱいのケアーを感謝します。通訳をしてくださった賢人さん、ありがとうございました。

 さて、次回のアナハイム礼拝は4月5日(午後2時から)となります。春真っ盛り、新しい出会い、嬉しい再会を祈りながら、皆さんのご参加を心よりお待ちしています♪(Ako&Kayo)


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