○連続電視劇『人生幾度秋涼』30集
http://ent.sina.com.cn/v/f/rsjdql/
CCTVの新作ドラマ。本国では今年の夏に放映されたもの。スカパーでは先週から始まった。毎週日曜日の夜に2話ずつ放映されるようで、比較的落ち着いたペースで見ることができそうである。
時代は民国初期、北京南城の海王村街には古玩(骨董品)店が軒を連ねていた(もちろん瑠璃廠を念頭に置いた設定である)。尚珍閣の店主・周彝貴は、先代の主人から「決して利に走った商売をしてはいけない。利に走れば眼が曇る」と教えられて店を引き継いだ。別の骨董店を営む富嗣隆は、豊かな財力に恵まれ、京劇の劇団のパトロンでもあった。
そんな感じで物語が始まったばかりである。富嗣隆を演じるのは”皇阿瑪”張鉄林。皇帝役しか見たことがなかったので、老百姓の扮装が新鮮。このおじさん、いつもご陽気で好きなんだけど、どうも今回は野心家の悪役らしい。でも、ドラマの終わりでは京劇ふうの発声で主題曲も歌っていて、聴かせる。
ドラマの見どころは、こだわりの”京味”(古きよき北京らしさ)である。骨董家協会(世界収蔵家協会)の全面協力の結果、劇中に使われた骨董の7割は本物で、最も高価なもの3点(明成化時代の闘彩鶏缸杯(※こんなのか?)、釉里紅の大瓶、藍釉の花挿)は、合計で一億元を超えたとか。
※http://www.toukagen.com/cgibin/chahai4/cb-0401.html
おもしろいことに、大陸の作品なのに、タイトルロールは全て繁体字である。しかも「主演」とか「導演」というロゴが凝っていて、古籍の版心っぽく作ってある。ドラマが描いている時代の雰囲気を大事にするとこうなるのかな。もっとも、私は繁体字の字幕(中国語)になじみが薄いので、ちょっと辛い。
そのほか、監督のもとに、台湾のある老人から長距離電話がかかってきて、子供の頃に離れたきりの北京の風景を思い出したと感謝を込めて語ったとか、ネットにはいろいろ面白いエピソードが流れているようだが、あまり先走るのはやめておこう。
http://ent.sina.com.cn/v/f/rsjdql/
CCTVの新作ドラマ。本国では今年の夏に放映されたもの。スカパーでは先週から始まった。毎週日曜日の夜に2話ずつ放映されるようで、比較的落ち着いたペースで見ることができそうである。
時代は民国初期、北京南城の海王村街には古玩(骨董品)店が軒を連ねていた(もちろん瑠璃廠を念頭に置いた設定である)。尚珍閣の店主・周彝貴は、先代の主人から「決して利に走った商売をしてはいけない。利に走れば眼が曇る」と教えられて店を引き継いだ。別の骨董店を営む富嗣隆は、豊かな財力に恵まれ、京劇の劇団のパトロンでもあった。
そんな感じで物語が始まったばかりである。富嗣隆を演じるのは”皇阿瑪”張鉄林。皇帝役しか見たことがなかったので、老百姓の扮装が新鮮。このおじさん、いつもご陽気で好きなんだけど、どうも今回は野心家の悪役らしい。でも、ドラマの終わりでは京劇ふうの発声で主題曲も歌っていて、聴かせる。
ドラマの見どころは、こだわりの”京味”(古きよき北京らしさ)である。骨董家協会(世界収蔵家協会)の全面協力の結果、劇中に使われた骨董の7割は本物で、最も高価なもの3点(明成化時代の闘彩鶏缸杯(※こんなのか?)、釉里紅の大瓶、藍釉の花挿)は、合計で一億元を超えたとか。
※http://www.toukagen.com/cgibin/chahai4/cb-0401.html
おもしろいことに、大陸の作品なのに、タイトルロールは全て繁体字である。しかも「主演」とか「導演」というロゴが凝っていて、古籍の版心っぽく作ってある。ドラマが描いている時代の雰囲気を大事にするとこうなるのかな。もっとも、私は繁体字の字幕(中国語)になじみが薄いので、ちょっと辛い。
そのほか、監督のもとに、台湾のある老人から長距離電話がかかってきて、子供の頃に離れたきりの北京の風景を思い出したと感謝を込めて語ったとか、ネットにはいろいろ面白いエピソードが流れているようだが、あまり先走るのはやめておこう。
小生中国骨董と古き良き北京に興味を持つ者です。
随分以前の記事に反応する失礼をお許し下さい。
こちらのドラマですが、当時スカパーで日本語字幕付きでご覧になったのでしょうか?
このドラマのDVDは中国では安く売られているようなのですが、日本語字幕付きではありません。
どうにかして観る方法はないかと何とか方法を探しております。
スカパーのオンデマンドで検索しても見つかりません。
何かお知恵をお借りできれば幸いです。
YouTubeで「人生幾度秋涼」を検索すると無料動画が見られます。中国語字幕版ですが、お試しになってみてはいかがでしょう。さっき、探し当てて、久しぶりにオープニングの歌唱を聴いたら、また全編見たくなってしまいました。
YouTubeで第1回を拝見しました。
大変丁寧に作られたドラマですね。映像もきれいで演技も自然です。
残念ながら小生のカタコト中国語では字幕を見てもほとんど筋は解りませんでした。
この骨董店の店主が目利き違いをして偽物を売ってしまったのか、国民党の士官のやましいような様子からあるいは偽物または傷物と難癖つけようとして失敗したかで番頭さんに店を譲って引退する。そんなストーリーでしょうか?
でも、漂う京味にずっとうっとりしてみました。
現在の瑠璃廠には何度も行きましたが、当時の瑠璃廠にタイムスリップして片っ端からひやかしたらどんなに楽しいでしょうね。
何とか31話日本語字幕で見たいものです。
ところで、チャン・イーモウ監督コン・リー主演の「紅夢」(原題:大紅灯篭高高掛)という映画ご存じでしょうか?
以前字幕付きの貸ビデオで見ました。
こちらも民国初期の物語で、おどろおどろしくも大変美しい映像ながら、日本語字幕のDVD未発売で残念です。
今度「菊豆」が字幕付きでDVD発売されるので楽しみです。
長々と駄文でお目汚し恐縮です。
有難うございます。